【Pancrase305】摩嶋一整が田村一聖を完全ドミネイト。最後は肩固めでタップを奪う
<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
Def.3R3分41秒by 肩固め
田村一聖(日本)
サウスポーの摩嶋に、右を伸ばす田村。離れた摩嶋がシングルレッグへ。田村は耐えるが、ケージに押し込まれ左を差し上げた摩嶋がテイクダウンを決める。ウィザードでバックに回られないようにする田村の顔面に、摩嶋が左を打ち込む。必死に背中を譲らないでこらえる田村だが、摩嶋は喉下に手を入れてから背中に回り込む。
両足をフックした摩嶋に対し、田村も手首を掴み再びウィザードに持ち込むなど懸命に防御する。それでも摩嶋は背中を取りシングルフック、乗り過ぎると着地して下にならないように戦う。ケージに詰められた摩嶋だが、体を入れ替えて小外掛けで上を取り初回をリードした。
2R、田村の左に右を合わせようとした摩嶋。田村はワンツーを当てるが、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。スクランブルでバックを取った摩嶋は両足をフックしRNCへ。アゴの上からパームトゥパームで絞め、背中を反らさせる摩嶋だったが、田村は胸を合わせてトップを取り返す。両ワキを差した摩嶋は、足を効かせることができずしがみついた状態になる。
エルボーを入れる田村が、摩嶋のハーフバタフライを越えてハーフへ。足を戻した摩嶋はウィザードで立ち上がろうとする。そこにヒザを入れた田村だったが、体を入れ替えた摩嶋が小外刈りでバランスを崩さ、背中をとりにいく。田村は右を差して耐えるも、押し倒すように摩嶋が上を取り2Rが終わった。
最終回、ここまで20-18でリードしている摩嶋は、ヒザを合わされそうになりながらダブルレッグでテイクダウンを決める。背中をつけた田村に対し、残り一本を抜きにかかる摩嶋が、右を差してパスを決める。摩嶋は左の細かいパンチを顔面に入れ、マウントを奪取。ここから摩嶋は左右のパンチ、右エルボーを落とす。
残り2分、摩嶋は左エルボーを連打し、しがみついてきた田村が状態を起こすと肩固めに移行。耐えきれなくなった田村がタップし、摩嶋が一本勝ちを手にした。「凄く緊張しました。目標? それは良く分からなくて、流れで戦っているので。試合が決まれば、また勝てるようにします」と拍子抜けするような肩の力が抜けたコメントを残した。