【Pancrase305】小川のヒット&アウェイにマモルが成す術なく──フルマークの判定負け
＜フライ級／5分3R＞
小川徹（日本）
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マモル（日本）
サウスポーの小川が右ジャブ、マモルは左ジャブを伸ばす。左を放った小川が、右をヒット。小川は右を見せ、前に出てきたマモルに左を打ち込む。さらに右ローを蹴るなど軽快な動きの小川がワンツーを伸ばす。マモルはローの距離からパンチを入れることがなかなかできない。残り2分、ローを入れて回る小川が左ミドルハイを蹴る。ワンツーから前に出たマモルが右ミドル、小川は左ロー。これをチェックしたマモルに左ストレートをヒットさせる。手数、精度、圧力で上回る小川が左オーバーハンドを当て、初回を10-9で3票を揃えた。
2R、マモルのステップインに左を合わせる小川。続けて小川が飛び込んで左ストレート、同じタイミングで左ボディを打ち込む。右前蹴りをかわし、前に出たマモルにここも左を当てた小川がワンツーを放つ。近いレンジを取れないマモルに、小川は飛び込んでパンチを当てて離れるという流れで試合を支配する。
組みに来る相手にあれだけ強さを見せてきたマモルのムエタイMMAが、レンジを保ってヒット＆アウェイとカウンターの小川に封じ込まれる。それでもミドルから左を振るっていったマモルだったが、左ハイをブロックして前に出るところにカウンターを被弾しそうになった。
最終回、ローをチェックするマモルに、小川が左フック。ワンツーに左を返し、ローを当てるマモルが左フックをかぶせる。距離を詰めてきたマモルのワンツーに、小川は右に回り左フック、そして左ハイを繰り出す。マモルはワンツーを当てると、小川の距離がやや近づく。左を当て、距離を取り直した小川は右ハイをかわして左ストレート。これをヘッドスリップでかわしたマモルが前に出ると、小川が左に回る。
残り90秒、ウェービングのマモルに左を当てた小川は、続く左を空振りするが左を踏み込みに合わせる。前に出て左を当てた小川の飛びヒザに対し、マモルがバックを取る。胸を合わせて離れた小川が左ボディ、これでマモルの動きが止まり、左を連続で小川が当ててタイムアップに。小川はフルマークの判定勝ちでマモル越えを果たした。
