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【Pancrase305】打撃戦を制したISAOが、マレガリエを3-0で下しフェザー級王座統一!!

<フェザー級KOPT/5分5R>
ISAO(日本)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)

間合いを測る両者、ISAOがフェイクを見えて圧力を高める。マレガリエは右ハイを繰り出す。ISAOは左インサイドロ―を入れる。左足を蹴られるマレガリエが右ローを返すが、直後にISAOが左ローを蹴っていく。マレガリエは右ミドルハイを蹴り、ISAOはここも左ローで前足を削っていく、大きな振りの右フックをかわされたチャンピオンが右ミドルを蹴っていく。マレガリエの左フックに右を合わせたISAOが、左ローに繋げる。残り1分を切り、左ストレートに続き左ローを受けたマレガリエがバランスを崩す。左ローでISAOが先制した──と思いきや、ジャッジ1人はマレガリエを支持した。

2R、左ジャブをダブルで放ったISAOが、左に回りながら左ローを蹴る。前に出てきたチャンピオンに左フックを被せたISAOが、逆に左フックを被弾する。ローと同じ踏み込みで上を狙ったISAOの蹴りが空振りとなり、マレガリエが右ミドルを蹴る。踏み込んで左を狙うマレガリエは、続く前進で右を打ち込む。ISAOのニータップをかわしたマレガリエだったが、左ローで体がよろける。それでも左ショートフックを放つチャンピオンが、右を伸ばして近距離へ。ISAOは左ハイを繰り出し、右から左ストレート。そこで右を当てたマレガリエが、この回は2票を集めた。

3R、前に出て左を当てたマレガリエ。ISAOもヒザを入れるが、王者の前進にバランスを崩す場面も。左ハイをガードの受けた王者が、右を打ち返す。それでもISAOは左ローを返し、組み合いではケージに王者を押し込む。ダブルレッグを切ったマレガリエ、その後レフェリーがブレイクを命じる。左ロングをISAOが当てると、マレガリエが右を見せて前に出る。打ち終わりを狙うISAOのパンチは、少し遠い。マレガリエのシングルレッグからの押し込みに態勢を入れ替えたISAOだったが、押し返される。残り70秒でレフェリーがブレイク、ISAOは左ハイからダブルも王者は倒れない。

マレガリエが左ジャブ、右を入れて左フックを当てる。ISAOの左、アッパーとフックが交錯し、再び左を伸ばしたチャレンジャー。この回もジャッジ2人がチャンピオンのラウンドとした。

4R、ステップインと同時に左ジャブを当てたマレガリエ。ISAOはテイクダウン狙いをスプロールも離れ際にフックを打たれる。さらに前に出て左を当てたマレガリエは、疲れが見えるが手数は減らない。左を差して、右エルボーを打ちこむなど小技も効かせるチャンピオンに対し、ISAOは組んでケージに押しこむ。回って離れたマレガリエは、左フック。ISAOが左ボディストレートを効かせる。王者も接近戦でショートをまとめ、ボディを打たれても右ストレートを伸ばす。

左ローを蹴られ、自らの左フックの空振りでバランスを崩したマレガリエに対し、ISAOが左ローを続ける。右ストレートを打たれた直後に左を入れたISAOは、組んでケージへ。エルボーと右を打ち合い距離をとりなおしたISAOが左ミドルハイ、前に出る力で王者を上回ったISAOが3票を集めた。

最終回、ダブルレッグで尻もちをつかせたISAO。マレガリエがすぐにスタンドに戻り、逆にダブルレッグへ。ISAOも組み負けず、テイクダウンを狙うがバランスを取った王者が上を取りかける。ISAOは踏みとどまり、続く打撃戦で左ヒザをボディに入れて組んでいく。ヒザ蹴りから離れたISAOは左ハイ、ガードの上でも効いたように見えたマレガリエだが、左フックを返す。ローで崩れた王者の立ち上がりに左フックを当てたISAOが左に回る。ここでダブルレッグに出たマレガリエだが、ISAOはケージを背にして耐える。と王者はここで足関節へ。さらに上を狙ったマレガリエだったが、すかさず詰め寄ったISAOがサイドバックを取る。マレガリエは後方へのパンチを見せるが、胸を合わせることがないままISAOの右を被弾する。このタイミングで離れたISAOが距離をとり、そのまま試合終了に。

ISAOが終盤の2つのラウンドを取ったように思えたが──3-0の判定勝ちでISAOが王座を統一した。王者は欠場期間中を支えてくれた仲間に感謝の言葉を伝え、今度については「まだ考えられない」と話した。


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