【Bellator301】ISAOの再チャレンジ初戦が決定! オールスター戦でイーブ・ランジュと激突
19日(水・現地時間)、11月17日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301にて、元フェザー級KOPのISAOがイーブ・ランジュと対戦することが発表された。
Text by Shojiro Kameike
既報どおりBellator301ではヤーソラフ・アモソフ×ジェイソン・ジャクソンの世界ウェルター級選手権試合、セルジオ・ペティス×パッチー・ミックスによる世界バンタム級王座統一戦、さらにライト級GHP出場中のパトリッキー・フレイレがアレクサンデル・シャブリーと戦い、ダニー・サバテーロ×ラフェオン・スタッツも行われるなど、Bellatorオールスター戦ともいえるラインナップに日本からISAOが加わった。
ISAOがBellatorとの契約――2度目の参戦を発表したのは今年2月のこと。8カ月の時を経てようやく決まった初戦の相手は、RIZINにも参戦経験のあるランジュだ。イーブ・ランジュのMMA戦績は19勝9敗で、2019年8月にRIZINで上迫博仁に判定負けを喫した後、Bellatorに連続参戦している。現在は3連勝中で、直近では今年5月にピオトル・ニジェルスキーを判定で下した。
ランジュはスイッチしながらサークリングし、相手と距離を取りながらジャブとローを繰り出す、典型的なMMAストライカーだ。その一方で自身の打撃が当たると一気に距離を詰め、テイクダウンやトップキープからグラウンドの展開になることも厭わない。しかし、グラウンドの精度については、ISAOとは大きな開きがあるように感じられる。
ISAOにとっては2021年5月、中島太一を判定で破りフェザー級KOPの防衛に成功して以来の実戦となる。中島戦は5Rに渡り激しいテイクダウン&スクランブルの攻防を繰り広げた末、ISAOが勝利した。単純比較はできないものの、それでもISAOがランジュを下がらせ続けるか、あるいはランジュが距離を詰めてきたところでISAOがテイクダウンに成功する可能性は十分高い。
気になるのはISAOのブランクと――Bellatorの経営状態だ。かねてから売却の噂が絶えないBellatorだが、現体制下のイベントは今大会が最後という話も伝わってくる。もし売却された場合、現在の契約は引き継がれるのか。それとも一旦白紙となって新たな契約が求められるのか……。いずれにせよ今後も北米に挑み続けたいISAOにとっては、明確な勝利が求められるランジュ戦だ。