【UFC237】リオ大会のプレリミでBJ・ペン×クレイ・グイダ。ヴィヴィ・アロージョがUFCデビュー!!
【写真】ヴィヴィアニはインヴィクタを飛ばしてUFCと契約を果たした (C)MMAPLANET
11日(土・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのバハデチジューカにあるジュネス・アリーナでUFC237「Namajunas vs Andrade」が開催される。メインはタイトル名にあるようにUFC世界ストロー級王者ローズ・ナマジュナスが、ジェシカ・アンドレジの挑戦を受ける同大会は、全13試合で15人のブラジル人ファイターが出場する。
うちに8試合が国際戦で、4試合がブラジル勢同士の1戦、残る1試合がクレイ・グイダ×BJ・ペンの米国人対決だ。PPVカード前にプレリミで北米のファン獲得を意識したともいえる同カードだが、ブラジル大会でアーリープレリミを終えた直後のプレリミ第1試合にBJが出場することは驚きだ。
40歳を迎えた天才が最後に勝利を挙げたのは2010年11月、つまり8年半に渡りBJは白星がなく6連敗という状況だ。直近の試合は昨年12月にライアン・ホールのヒールフックに僅か2分46秒で一本負けを喫してしまっている。対するグイダは11カ月振りのファイトで、前回はシャーウス・オリヴェイラにギロチンで敗れている。
とはいっても一時の勢いがなくなったグイダとはいえ、エリック・コクやジョー・ローゾンに勝利をしており、BJの凋落ぶりとは比較にならない。果たしてBJがどのようなコンディションとメンタルでこの試合に挑むのか。落日のBJは、これ以上見たくないと世界中のファンが思っているに違いない。
そんなリオ大会のプレリミオープニングファイトで、ヴィヴィアニ・アロージョがUFCデビューを果たす。一昨年10月の三浦彩佳戦、昨年8月の藤野恵実とのストロー級タイトル戦とパンクラスで圧倒的な強さを見せてきたヴィヴィはオクタゴンで1勝2敗のタリタ・ベルナルドと戦う。粗め、そして相手に合わせた反応の打撃でパンクラスでは勝利していたヴィヴィが、柔術的なテイクダウンから寝技という流れが必要になってくるのか。世界最高の舞台では、日本ではほぼ見せることがなかった組み技の部分で、彼女の完成度の高さが見られるかもしれない。
グライコ・フランサのPFL勝利に続き、ブラジル人パンクラス王者のネクストステージ、その一歩は非常に興味深い。
■ 対戦カード
<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ローズ・ナマジュナス(米国)
[挑戦者] ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・キャノニア(米国)
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
アレキサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)
<ウェルター級/5分3R>
チアゴ・アウベス(ブラジル)
ロウレアノ・スタルポリ(アルゼンチン)
<ライト級/5分3R>
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル)
ライアン・スパン(米国)
<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス(ブラジル)
カート・ホロボウ(米国)
<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
ベチ・コヘイア(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
BJ・ペン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ(ブラジル)
ルアナ・カロリーナ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
セルジオ・モラエス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
カルロス・フアチン・キロス(ペルー)
<女子バンタム級/5分3R>
タリタ・ベルナルド(ブラジル)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)