【Shooto 30th Anniv.】祖根寿麻戦へ、根津優太「そろそろ倒しに行こうと思います(笑)」
【写真】ケージのなかでもインタビュー中ぐらい平静でいることができれば、根津の引き出しの多さがもっと見られるはずだ(C)MMAPLANET
6日(月・祝)に文京区・後楽園ホールで開催される「Shooto 30th Anniversary Tour」=後楽園昼夜大会、群雄割拠の修斗バンタム級戦線で根津優太✖祖根寿麻という対戦が組まれている。
元環太平洋王者対決、Road FCから修斗に戻ってきて1年が経とうとする根津に今回の試合への想いを訊いた。
──昨年5月にプロ修斗復帰、9月の平川戦から随分と試合間隔が空きました。
「実は平川選手との試合で、1Rに足の甲がヒビが入ってしまって(笑)」
──試合を見ていてまるで気づかなかったです。
「痛いからといって蹴るのを止めることは(鈴木秀明)会長に許してもらえないですからね」
──おぉっ!! 秀明会長らしいですが、気が知れないですね(笑)。
「アハハハ。効かすことができるんだから、そんなもん痛いから蹴らないなんてダメだって。最近も会長とスパーリングをすると、的を得たところを蹴ることができるので一発でローを効かされてしまうんです」
──さすがです、痺れます。そのケガが原因で、これだけ試合ができなかったのですね。
「最初に病院にいくと問題がないって診断だったんですけど、どんどん腫れが大きくなってもう一度行くとヒビが入っていました。それから1カ月半ぐらい練習できなくて。佐藤(将光)選手が齋藤(曜)の挑戦を受けた時に、実はオファーを持っていて。でも、ケガのせいで試合ができなくて断ったんです」
──そういうことだったのですか。
「ハイ。MMAPLANETで僕はどう思っているのかって書かれていたじゃないですか。あの時、『いやぁ申し訳ないです。自分のせいなんです』って小さくなってしました(笑)」
──なるほど。教えてくださいよ。サステインに嫌われてしまうので(笑)。
「いやぁ、スミマセン。タイミングが悪かったです。11月ぐらいから練習はできていたのですが、そこからは少し試合間隔は空いてしまいましたね」
──チャンピオン佐藤選手がONEへ行きました。
「ハイ。あぁ、行っちゃったという感じです(笑)。これはしばらくタイトル戦はないなっていう気持ちと、修斗のチャンピオンなんだから結果を残してほしいという想いでいます。普段は敵さんですけど、ONEでの試合は頑張って欲しいです。とにかく僕は今、修斗で戦っているので修斗の頂点を狙い続けます。それしかないです」
──そういうなかで祖根選手との試合です。ガンガン殴り合う、打撃戦が期待されているかと思います。
「そうなんですよねぇ。でも若い頃のように熱くならないですよね。当てられた相手の1人です」
──祖根選手の印象は?
「う~ん、あんまり試合を見ていなくて……(苦笑)。土屋選手とやった時から、あの時とこのまえの負けた試合を会場で見ました。やっていることはどっちも変わりないですよね。集中力を切らさない。その方が相手云々より、大切だと思っています。
あとは四つとか強そうですけど、とにかく気を抜かないで戦います。誰とやっても落とせないですし、昔からそうですけど……相手は選ばないし、勝つだけです。
普段から全局面で練習しているので、全局面で良いところを見せたいです。まぁ、見てほしいところはありますが、それは試合が終わってから分かるような試合をします。そろそろ倒しに行こうと思います(笑)」
──ROAD FCでは結果を残すことができませんでした。今、修斗で王者になるとONEという道が存在します。海外の大会にリベンジしたいという気持ちはありませんか。
「そこはまだ意識しないです。意識しない方が良いと思います。あんまり先を見ると良くないので、一つずつ勝っていきます」
■ 第2部対戦カード
<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]扇久保博正(日本)
[挑戦者]清水清隆(日本)
<バンタム級/5分3R>
根津優太(日本)
祖根寿麻(日本)
<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
アギー・サルダリ(オランダ)
<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
デュアン・ヴァン・ヘルフォート(オランダ)
<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
加藤ケンジ(日本)
<ストロー級/5分3R>
阿部マサトシ(日本)
中川マイケル(米国)
■ 第1部対戦カード
<修斗世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]松本光史(日本)
[挑戦者]小谷直之(日本)
<バンタム級/5分3R>
岡田遼(日本)
ジアン・クラウド・サクレッグ(フィリピン)
<フライ級/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
ジャレッド・ライアン・アルマザン(フィリピン)
<ストロー級/5分3R>
黒澤亮平(日本)
ジェロム・ワナワン(フィリピン)
<バンタム級/5分3R>
石橋佳大(日本)
藤井伸樹(日本)
<バンタム級/5分3R>
斎藤翼(日本)
イム・ジョンミン(韓国)
<女子バンタム級/5分2R>
セラ(ニュージーランド)
チェ・ウンジ(韓国)
<Woman’s SHOOTO 50キロ・インフィニティリーグ2019 50キロ契約/5分2R>
廣瀬里美(日本)
北野きゅう(日本)
<77キロ契約/5分2R>
ジョナタン・バイエス(米国)
キ・ウォンビン(韓国)