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【Bellator220】デイヴィスがRNCのセット中にマクゲリーがタップ。心折れでなく、折れたのはアゴだった

<ライトヘビー級/5分3R>
フィル・デイヴィス(米国)
Def.3R4分11秒by tap out
リアム・マクゲリー(英国)

静かな立ち上がりのなか、マクゲリーが左リードフックや左ジャブ、そしてローを繰り出す。デイヴィスも左右のローを蹴り右ストレート、そして左ジャブを見せる。デイヴィスはダブルレッグのフェイクを見せつつ、前に出てローを多用する。マクゲリーは右フック、左ジャブを伸ばすが、あまり届かない。ローを続けるデイヴィス、リーチの差を考えての攻撃か。終盤、マクゲリーがジャブから左ミドルハイを見せ、デイヴィスもハイを返したところで初回が終わった。

2R、マクゲリーは左ロー、デイヴィスは右のオーバーハンドからローを連続する。マクゲリーのジャブを伸ばすが、初回と同様に届くシーンは少ないままだ。組みにいったデイヴィスが、ボディにヒザを2発突き上げる。デイヴィスは右ストレートをヒットし、強い右ローを蹴っていく。粗く前に出るようになったマクゲリーだが、使づくとテイクダウンがあるからかどうしても遠い距離を取り、ローを蹴られる展開が続く。ワンツーから左ハイで攻めたマクゲリーだが、ローを効かされリズムが悪くなってきた。

最終回、距離を詰めるマクゲリーだが、ローだけでなく左ミドル、右フックを被弾しボディロック・テイクダウンを決められる。バックコントロールから引き込んだマクゲリーは、すぐにスクランブルに持ち込もうとしたが、ジャンプしてバックに回り込んだデイヴィスが右足を殺して殴っていく。前転からガードを取ったマクゲリーだが、担ぎパスに背中を見せる。デイヴィスはヒジを連打し、マクゲリーが上を向くとスタンドに戻り、片ヒザをマットについた状態にも関わらず顔面に蹴りを入れる。

レフェリーが流し、試合がスタンドに戻るとマクゲリーが前に出て、デイヴィスがかわす展開に。ボディへヒザを入れ合い、左リードフックを差し合う。パンチで前に出ようとしたところに左ショートを受けたマクゲリーが、そのままテイクダウンから即マウント、さらにパンチ受けて背を向ける。RNCのセットアップの途中でマクゲリーがタップ。

心折れタップを思いきや、折れていたのはアゴの骨だった。


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