【UFN150】マイク・ペリーがアレックス・オリヴェイラとの乱打戦で、殴り組み勝つ!!
<ウェルター級/5分3R>
マイク・ペリー(米国)
Def.3-0.29-28.29-28.29-28
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)
試合開始直後に後ろ回し蹴りを見せたオリヴェイラ。ご当地ファイターのペリーへの声援と、フロリダに多いブラジル人からポルトガル語の応援歌が場内に交錯する。シングルレッグに出たオリヴェイラは、キムラクラッチのペリーを持ち上げて前方にスラムし、バックへ。ペリーが胸を合わせると、互いに間合いを取り直す。回転系の蹴りを多用するオリヴェイラとの距離を詰めたいペリーだが、ロングフックで下がらされ右ストレートを被弾する。それでも右フックをペリーが打つと、オリヴェイラが急ぎ距離を取り直す。
そこから踏み込んでワンツー、さらにスリーとパンチをヒットさせたオリヴェイラだが、ペリーはフックに組みついてヒザ蹴りを顔面に突き上げる。激しい流血も戦意は衰えないペリーは、オリヴェイラのスピニングバックフィストの空振り後にパンチのラッシュを掛けた。
2R、オリヴェイラが右ストレート、続いて左フックを当てる。ペリーの左ハイキックは空振りになり、距離を詰めるとショートアッパーを被弾する。前蹴りからパンチをまとめたオリヴェイラだが、ペリーの右でバランスを崩しガードを取る。ペリーはスタンドで立ち上がるのを持ち受け、左フックを打ち込む。右を見せてハイクロッチでオリヴェイラを持ち上げたペリーがスラム。すぐにオリヴェイラが立ち上がり、パンチを振るっていく。
ペリーの消耗が目立つなか、オリヴェイラはローキック、さらに極端に横に開いた構えを見せると、ペリーのテイクダウンの餌食となる。ハーフで抑え、左のパンチを連打したペリーはケージにオリヴェイラを押し込み、さらにパンチを続ける。ボディにヒザを入れ、スペースができたことでスタンドに戻ったペリーがラウンドをモノにした。
インターバル中に足を引きずる仕草を見せたオリヴェイラは、心身ともにかなり消耗しているようだ。
最終回、蹴りを使うオリヴェイラのワンツーをかわしたペリーは飛び込んでボディから左を打ち込む。頭がのけ反ったオリヴェイラはヒザ蹴りにも、右オーバーハンドを被弾する。前に出ても左フックを打たれ、体が揺れるオリヴェイラ。追いかけてくるペリーにエルボーを狙うが、これも当たらずパンチを集中される。
背中を見せて走るように距離を取り直したオリヴェイラに対し、ペリーも疲労困憊で追い足はない。残り1分を切り、コンタクトは増えないままオリヴェイラはスピニングバックフィストを失敗し、キャンバス転がったところで試合終了を迎えた。
両陣営が勝利をアピールするなか、リングアナは勝者としてペリーの名を呼んだ。