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【ONE WS05】ROAD FCフライ級王者──春日井&一聖に勝利しているソン・ミンジョンがWS参戦

Song Ming-Jong【写真】正直ウォリアーズ・シリーズに出る必要は全くないと思われるソン・ミンジョンだ (C)MMAPLANET

25日(木・現地時間)にONE Championshipの人材育成大会ONE Warrior Seriesの第5弾がシンガポールで開催され、日本から3選手が出場する。


Neverquit所属でキャリア2戦の櫻井裕康がフィリピンのジェリー・オルシムとONE WS初陣を戦い、同じく今回がウォリアーズ・シリーズ初出場となる「好きなバナナは食べ物です」の──しくわこうじは、豪州のリック・アルチンと対戦。2月のWS初戦を落としている鈴木祐子はTTFCに来日経験があり、TOP FCでキャリアを積んだソ・ジヨンとのマッチアップとなる。

そんな同大会になぜ、ここでウォリアーズ・シリーズなのかという実力者が参戦を果たす。それがROAD FCフライ級王者ソン・ミンジョンだ。韓国MMA定着期のわずか前にキャリアをスタートさせたソン・ミンジョンは、韓国らしくデビュー当時からキャリアの差がある選手と戦ってきたこともあり、9勝7敗と決して綺麗なレコードではない。

デビュー4年目のONEにおける上田将勝戦での敗北で戦績は4勝4敗だった彼は、その後ロードFCのタイトル戦線でイ・ギルウ、チョ・ナムジンにも後れをとってはいるが、ロードFCフライ級暫定王者となりチョ・ナムジンにリベンジを果たしベルトを統一。春日井たけし、田村一聖、アラン・ヤマニハという日本勢に勝利している。このようにキャリアを振り返るだけでも、ウォリアーズ・シリーズ級の選手でないことが分かるソン・ミンジョンの相手アラン・フィルポットも、また同シリーズ出場選手とは一線を引くことができる実戦経験を誇っている。

戦績は17勝10敗のフィルポットは、ACB豪州大会でグスタボ・ファルシリローニというONE本戦出場経験のある選手に勝利しており、VTJでは竹中大地に敗れてはいるが、BAMMAでタイトルに絡んできた選手だ。

また豪州トライアウトの成果かパンクラスに来日しているキーラン・ジョブリンやしくわと対戦するアルキンなどは、30戦以上の実戦経験があり、とにかく勢いで勝負するファイターが多いウォリアーズ・シリーズにあって、MMAとして完成度の高い試合を見せてくれるだろう。そしてソン・ミンジョンに関しては、3年半のブランクこそ気になるものの勝てば即本戦出場ばかりか、タイトル戦線に影響のあるファイターになることすら期待できる。

■ ONE WS05対戦カード

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
グンダー・カルーダ(コンゴ)
カルロス・プラッツ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
パージープ・クマー(インド)
アフメド・ファエズ・アヌアー(ブルネイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
シネチャツガ・ゼルトセトセグ(モンゴル)
チャン・サマー(カンボジア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
キャメロン・ローストン(豪州)
メディ・バゲリ(イラン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェリー・オルシム(フィリピン)
櫻井裕康(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
アラン・フィルポット(英国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プンニャ・サイ(ミャンマー)
シャフカット・カジャクワ(トルクメニスタン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
キーラン・ジョブリン(ニュージーランド)
ジョシュア・ハードウィック(米国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
クリスティ・オーブス(豪州)
クラウディア・ディアス(スペイン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
リック・アルチン(豪州)
しくわこうじ(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モウド・ノー・ヒデヤット(ブルネイ)
サンヤ・コンガトン(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
イスマエル・バンティワン(フィリピン)
アリフ・イズディン(マレーシア)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ネハ・カシャップ(インド)
ロシュニー・ハイラ(マレーシア)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ソ・ジヨン(韓国)
鈴木祐子(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
フィリップ・キム(豪州)
パウ・テホ(韓国)

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