【UFC ESPN02】ウォーターソンがMMAとして、コバケビッチを上回りフルマークの判定勝ちを手にする
<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
ローを蹴り合った両者、コバケビッチが右を伸ばす。ウォーターソンも右を返し、サイドキックを見せるとショートのコンビネーションから左ミドルを入れる。ウォーターソンは打撃から組んでいくが、コバケビッチは切ると距離と詰めてワンツーを放つ。スイッチスタンスのウォーターソンに対し、コバケビッチがサウスポーに構える場面も。互いに攻撃は軽いので、精度ないし手数が重要になる。
サウスポー、オーソと両方の構えで足を使うウォーターソンにローを蹴り、右ストレートやアッパーをコバケビッチが届かせる。ウォーターソンは左ミドルを当てるも、コバケビッチは構わずクリンチへ。ウォーターソンは体を入れ替えて離れると、スピニングバックキックへ。空振りにも観客はわき、最後の組み合いでウォーターソンはエルボーを打ち込んだ。
2R、近距離で右を入れたコバケビッチ。近い距離で戦おうとするコバケビッチをウォーターソンは関節蹴りで迎え撃つ。それでもコバケビッチは前に出て左フック、直後に右ハイを蹴っていく。離れてローを連打するウォーターソンだが、コバケビッチが右ジャブを当てる。ウォーターソンは組まれると、首を固めて頭を打ちつけるように首投げを決める。そのままサイドで抑え、エルボーを落とすウォーターソンに対し、コバケビッチは下から足を頭に絡めようとする。
ウォーターソンはしっかりと抑え込み、コバケビッチに足を戻させないで戦い、スクランブルにも持ち込ませない。時折エルボーを落とし、鉄槌を入れたウォーターソンはコバケビッチの下からワキへのヒザ蹴りにも動じず、その機に乗じてニーインベリーからマウントへ。すぐに腕十字を仕掛けたウォーターソン。コバケビッチは完全に右腕が伸びながらも、ウォーターソンの体をまたぎ何とかエスケープした。
最終回、コバケビッチのパンチに距離を詰めて投げようとしたウォーターソン。急ぎ離れたコバケビッチと近距離でヒザを出し合う。ウォーターソンはダブルのフェイクを見せてサイドキック。再び組んで首投げを狙うも、コバケビッチがこらえる。ならばと殴って離れたウォーターソンが、攻撃と攻撃の接点を埋める攻撃で最終回を優位に進める。コバケビッチは左ジャブを当て、ケージにウォーターソンを押し込む。ウォーターソンはここでエルボーを顔面に入れ、首相撲からヒザを突き上げる。
離れて右の相打ちから、シングルでテイクダウンを決めたウォーターソンは一旦抑えてから立ち上がる。続いたコバケビッチに対し、ウォーターソンが組んでエルボーを2発打ち込む。後ろ回し蹴り、豪快な回し蹴りを声を挙げて放つウォーターソンは、しっかりとスコアリングしフルマークの判定勝ちを手にした。