【UFC ESPN02】3R4分まで試合を掌握していたジョンソンが、エメットの右オーバーハンドで失神KO負け
<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット(米国)
Def.3R4分14秒by KO
マイケル・ジョンソン(米国)
サウスポーのジョンソンが左ミドルを繰り出し、右ジャブを伸ばす。一気に距離を詰めたエメットだがバランスを崩す。エメットのテイクダウン狙いを切ったジョンソンが左ストレート、さらに左フックを入れる。ジョンソンは激しく頭を振るエメットの動きに惑わされないで、その前進にパンチを合わせていく。ジョンソンが左を当て、エメットのパンチには距離をしっかりと取って戦い続ける。テイクダウンが決まらず、パンチも大きくなりがちなエメットは、最初の5分に効果的な攻撃は見られなかった。
2Rもエメットの前進にパンチを合わせていくジョンソンが、プレッシャーを掛け左ストレートをヒットさせる。やや怯んだ感のあるエメットは、手が出ない。懸命にステップを踏み、体を振っても左を被弾するエメットにジョンソンは、単発でなくワンツーを打つようになる。エメットも右ハイなど目先を変えた攻撃を繰り出すが、ジョンソンを捕らえることができない。そしてエメットの右ローが急所に入り、試合が中断する。再開後、ジョンソンは左アッパーをヒットさせ、エメットのテイクダウン狙いを切ってこの回も取った。
最終回、左右のフックで前に出るエメット。ボディフックにジョンソンが左フックをカウンターで放つ。エメットは頭を下げ、突っ込みながら右オーバーハンドも空振りに。対してジョンソンは左ストレートを当てて離れ、アーメットの前進に右フックを打っていく。テイクダウンはこれまで通り決まらないが、ジョンソンが待ちすぎということもありエメットの動きが続く。
リアクション・ファイトのジョンソンは自ら動くことが、極端に減っている。と、ファイトとはえてしてこういうものなのか、エメットのダブルレッグのような頭を下げての踏み込みから放たれた右オーバーハンドで顎を打ち抜かられたジョンソンは、腰から後方に崩れて失神。一発のパンチで14分以上試合を支配したジョンソンから、エメットが逆転KO勝ちを収めた。