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【Shooto 30th Anniv.T03】挑戦者 清水「1Rは様子見、2RにKO」✖王者 扇久保「見える前にやっつける」

Shimizu vs Ogikubo【写真】リクエストに応え、厳しい表情から一点し笑顔に。両者、十分にキャリアを積んできたことが伺えるスナップだ(C)MMAPLANET

20日(水)、東京都渋谷区のシャトー・アメーバでサステインが5月6日(月・祝)に文京区・後楽園ホールで開催する「Shooto 30th Anniversary Tour」=後楽園昼夜大会、Woman’s Shooto Under50kgインフィニティリーグ、そして修斗世界バンタム級チャンピオン佐藤将光のONE出場決定に関する記者会見を行った。ここでは後楽園ホール大会で組まれる修斗世界フライ級選手の会見の模様をお伝えしたい。

「プロ修斗30周年記念大会という素晴らしい場で、清水選手とタイトルマッチを戦えることを素直に嬉しく思います。修斗のタイトルマッチは自分のなかでは人生で一番大切な日になるので全てを掛けて清水選手と戦って勝ちたいと思います」とチャンピオン扇久保博正がまず挨拶を行った。

一方、チャレンジャーの清水清隆は「時間厳守の清水です」と、道に迷い会見に遅刻した王者を牽制し、「前回の前田吉朗との試合は、心の中で一番しんどい試合だったのでタイトルマッチは2RでKOします。チャンピオンも言っていた通り、自分も全身全霊を掛けて戦って、勝ってベルトをいただきますんで」と早々の勝利宣言が聞かれた。

ここから記者との質疑応答に移り、新チャンピオンがONEと契約するという1月25日の発表の流れから、この両者の勝者がONEと契約することになるのかという問いに対し、坂本一弘サステイン代表から「基本的には契約が残っていないチャンピオンと他団体との契約がクリアになっている王者がONEと契約が結ばれる」という新たな事実が明らかとなった。

この返答を受けて始まった──扇久保と清水の質疑応答は以下の通りだ(※要約)。


──扇久保選手、タイトル防衛前ですが防衛後はどのように考えていますか。

扇久保 今は清水選手を倒すことしか考えていないので、その後のことは何も考えていないです。

──2Rで倒すという清水選手の発言に少し表情が硬くなりました。

扇久保 いやいや1RでKOするので。

──清水選手、今の言葉を受けて一言お願いします。

清水 まぁ、でも僕は2Rで倒すので。そんなことにはならないと思います。

扇久保 多分、やられない。清水選手のパンチは当たっても効かないと思うので。

──清水選手、2Rの根拠は?

清水 1Rは様子を見て、2Rで倒すという感じですね。

扇久保 まぁ、見える前にやっつけますよ。

──修斗のタイトルに辿り着くまで、時間がかかりようやくタイトル挑戦権を得ました。修斗王座への想い、そしてこの間にチャンピオンはほとんど修斗で戦っていなかった。この2点についてお願いします。

清水 修斗で戦っていなかったのは──日本の格闘技を盛り上げるために扇久保君は代表して戦いに行っていたので、そこはどうこう思いません。タイトルへの想いは……僕は外様で小田原で全日本アマ修斗も戦っていないですし、これで勝ったらという試合も何回かあって落としてきました。自分も35歳になって円熟期を迎えています。最高の相手と最高のタイミングでタイトルマッチを組んでもらって、全てに感謝しています。ベルトを取ります。

──清水選手の勝ち上がりを扇久保選手はどのように見ていますか。

扇久保 一時期6連敗か7連敗してきたことがあって、そこから這い上がって連勝してきました。そういう選手は凄く底力があると思っています。素晴らしい選手です。

──清水選手は今の状態をどのように捉えていますか。

清水 TTMに移って、長南さんをはじめ素晴らしいコーチの方々に指導をしてもらったのと、自分の気持ちと体が一致していて上がってきたんだと思います。

──扇久保選手は試合間隔があきましたが、そのあたりに不安はないですか。

扇久保 それはやってみないと分からないです。ケガがあったのでしょうがないですし、まぁ大丈夫だと思います。

──一時期、修斗フライ級は若い選手が台頭していましたが、結果的にベテランの清水選手が挑戦者になったことについては?

扇久保 若手とやった方が盛り上がるとは思いますが、KOをして結果を残しているのは清水選手です。良い試合ができると思います。

──チャンピオンになるとONEと契約ということについて、清水選手はどのように考えていますか。

清水 自分のなかには勝った場合のストーリーはできています。勝ちます。

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