【DEEP88】テイクダウン&マウントで攻めた石司が、スタンドで攻勢に出る昇侍を右ストレートでKO
【写真】フィニッシュは見事な右ストレート。昨年末のDJ.taiki戦の敗北から再起した石司。2019年はこのまま波に乗ることができるか(C)MMAPLANET
9日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP 88 IMAPACT。タイトル戦以外で唯一組まれた5分✖3R制の一戦、昇侍が6年振りにDEEP出場となった石司晃一戦の模様をレポートしたい。
<バンタム級/5分3R>
石司晃一(日本)
Def.2R4分59秒by TKO
昇侍(日本)
試合開始直後に右ローを蹴った昇侍。石司は左フックに合わせて組み付くとボディロックテイクダウンからマウントを奪取する。足を制したローマウントで胸を合わせ細かいパンチを落とす石司に対し、昇侍はブリッジで体を浮かせようとするが崩せない。
石司は肩固めの態勢に入り、マウントのままで絞めていく。やがて自ら技を解いた石司が、ボディへのパンチでマウントを続け、再び肩固めをセットしていく。肩固めで抑え続ける石司、残り1分を過ぎで体を右側にスライドさせる。体を捻った昇侍はそのままタイムアップまで我慢した。
2R、左アッパー&左フックを振るう昇侍に対し、2度目のトライでテイクダウンを決めた石司が、ここもマウントを取る。打撃での逆転を狙って寝技での消耗を避けるためか、昇侍は下でほとんど動きを見せない。ブリッジを潰した石司は、ハイマウントでパンチ。
一瞬背中を見せ、反対側へのブリッジでエスケープした昇侍がスタンドに戻りアッパーを打ち、ヒザ蹴りから左フックへ。
途端にドタバタとし始めた石司に対し、左ローから右フックを打っていく。ハイキックでバランスを崩した昇侍に組み付いた石司だが、ここは小外掛けが決まらない。昇侍ケージを背にした状態でヒザを突き上げ、右を差し上げて離れることに成功する。
思い切りパンチを振るう昇侍だが、前蹴りの直後に右ストレートを打ち抜かれ腰から落ち石司が鉄槌の追撃でTKO勝ちを決めた。