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【HEAT44】何と!! 石井慧が参戦。HEATヘビー級王者カルリ・ギブレインに挑戦

HEAT44【写真】まさかの石井慧、HEATと参戦となった(C) MMAPLANET

19日(土)、HEATより3月2日(土)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT44に石井慧が参戦し、カルリ・ギブレインの持つHEAT総合ルール・ヘビー級王座に挑戦することが明らかとなった。


ライト級選手権試合=王者オク・レユン✖挑戦者トム・サントス、鈴木万李弥✖本野美樹戦が決まっていた同大会に、まさかの石井参戦となった。昨年はQuintetでグラップリングマッチには出場していた石井だが、国内でMMAを戦うのは2017年4月のRIZIN以来となる。この間、ロシア、オーストリア、ドイツ、そしてセルビアと欧州で戦い、3勝1敗という戦績を残している。

12月にはノーギワールドに出場も初戦で三角絞めによって敗れた石井の次のターゲットが、HEATヘビー級のベルトになった。J-MMAのヒエラルキーから半歩外れたところにあるHEATでは一昨年も藤田和之、昨年のマイティ・モー(キックボクシング)というTV格闘技時代のビッグネームの参戦があったが、このタイミングで石井の投入は驚きだ。その石井が挑戦するヘビー級王者カルリ・ギブレインは、昨年9月のHEAT43で韓国人チャンピオンのイ・サンスにチャレンジし、3R1分53秒パウンドアウトによるTKOでベルトを獲得したブラジリアン・ファイターだ。

Callyugibrainn de Oliveiraただし、初回と2Rはテイクダウンから抑えられ腕十字、さらにマウントからのパンチで追い込まれており、払い腰でも豪快に投げられている。この点からも、組みという部分では石井の相当なアドバンテージがあるだろう。それでも動きの落ちたイ・サンスのテイクダウンを切ってから、フィニッシュとなったパウンドの連打はそれまでの動きとは対照的に非常にスピードがあったことが印象に残っている。

このほかギブレインの目立った動きは下になった時のケージキックによるエスケープ、スタンドでの重い右ローか。ともあれキャリア3勝0敗、31歳のチャンピオンにとって石井はキャリア最強の相手となることは間違いない。ギブレイン目線でいえば、HEATで戦うトム・サントスやミシェウ・ペレイラというブラジル同胞のように、石井を倒すことでステップアップを目指したい──初防衛戦だ。

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