【EBI18】湯浅の準決勝はオーバータイムへ。エスケープの総タイムで4秒上回り、準決勝進出!!
<EBI女子ストロー級準々決勝/10分1R>
湯浅麗歌子(日本)
Def. over time
ダニエル・ケリー(米国)
ヘンゾ・グレイシー柔術フィラデルフィアの茶帯ダニエル・ケリーに対し、スクートからガードを取った湯浅。ケリーは立ち上がり、足を払ってヒールフックへ。足を抜いた湯浅はすぐに上を取り直し、サイドからニーインベリー。さらにマウントに移行し、腰を押すケリーに対し枕からノーギ・エズキエルを狙う。
肩ブリッジで上を取ったケリー、湯浅はクローズドガードを取る。トォホールド狙いから正対した湯浅はシントゥシン、ヒザをついたケリーをクローズドガードで捕える。ハイガード、オモプラッタ、さらにトォホールドと矢継ぎ早に仕掛けた湯浅だが、ケリーもヒザ十字へ移行する。足を離し、シッティングで正対したケリーは再び右足を取り、足関節へ。湯浅もストレートフットロックで対抗する。ロールした足を抜こうとするケリー、再び両者はシッティングで向かい合う。
と、ケリーが湯浅の腕を取りつつ、側転パスから腕十字へ。右腕を取られた湯浅はケリーの体をまたいでディフェンスし、体を捩じって正対するとバックへ。その瞬間に胸を合わせたケリーがトップを奪う。足関を蹴って離れた湯浅は、スクートからアームドラッグを狙う。押し返したケリーと向き合い、トップから湯浅はパスを仕掛ける。
ケリーは背中を譲りつつ、湯浅を振り落しキムラへ。防いだ湯浅がヒール、さらに爪先を取って捻りを加える。反転し足を抜いたケリーに対し、湯浅はクローズドガードを取る。ガードがオープンになったところで10分が経過し、オーバータイムへ。
EBI特集の腕十字=スパイダーウェブ、RNC=シートベルト・ポジションから交互に攻め、エスケープした時間、もしくはサブミットした時間を争う3本勝負。まず湯浅はスパイダーウェブを選択する。すぐに上を取ったケリーがヒザを顔に押し付け、クラッチを切ろうとする。湯浅が頭を刈り直そうとしたところでケリーが腕を抜いた。
続いてケリーはシートベルトを選択する。腕十字を逃げられた時間より、早くエスケープしないといけない湯浅だが、腹ばいにされ背中を伸ばされてしまう。絞めより、キープのケリーは肩固めに移行し腕十字へ、ここで湯浅が腕を抜いた。
続いてシートベルトの湯浅だったが、10秒ほどでケリーが胸を合わせてエスケープ。追い込まれた湯浅は、シートベルトからロールを繰り返して即エスケープに成功した。
オーバータイム3本目。シートベルトから攻める番となった湯浅は、バックから肩固めに移行するが極め切れなかったものの、かなり時間を挽回した。最後の局面はケリーのスパイダーウェブ。腕を畳み、頭を抜きに掛かる湯浅は、足が空くとすぐに腕を抜くことに成功する。タイム表示がないためにどちらが勝者かすぐに判断がつかいなか、エスケープ合戦の総タイムで4秒早かった湯浅が準決勝進出を決めた。