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【UFC231】ドゥリーニョ、打・倒・コントロールでオバメルシエを寄せ付けず3‐0で勝利

<ライト級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)

サウスポー、柔道テイクダウンが強いオバメルシエに対し、柔術世界王者ドゥリーニョがハイを繰り出す。細かいパンチを纏めたオバメルシエ、ドゥリーニョは右ミドルを蹴り込む。左ミドルを入れたオバメルシエだが、ドゥリーニョも蹴りを見せてシングルレッグへ。ケージにオバメルシエを押し込んだドゥリーニョが豪快にリフトアプしてテイクダウンに成功する。

頭を胸につけて立たせないよう抑え込むドゥリーニョだが、オバメルシエは手をついてケージを背にヒザを付いた状態まで持ち込む。ドゥリーニョは腰をコントロールしバックを伺うが、オバメルシエが右を差して耐え逆にケージに押し込みつつ離れる。右リードフックを振るうオバメルシエに左フックをヒットさせたドゥリーニョがダウンを奪う。鉄槌の連打からバックに回ったドゥリーニョは四の字フック&パンチ、右ワキを差して腕十字を仕掛けたドゥリーニョがマウントへ。オバメルシエはスクランブルに持ち込み初回が終わった。

2R、ドゥリーニョが鋭い右ミドルを蹴り、オバメルシエが前に出て左フックから右を当てる。組んだオバメルシエは、自ら離れワンツー。ドゥリーニョはカウンターのエルボーを狙う。さらに右ミドルを入れたドゥリーニョは、オバメルシエの左ストレートをガードするとヒザ蹴りに右を合わせていく。オバメルシエも果敢に前に出て左ミドルを入れるも、ドゥリーニョの右をテンプルに被弾して腰が落ちる。

続けてヒザ蹴りを入れ、間合いを取り直したドゥリーニョは右ボディアッパーを打ち込む。右ミドル、右ストレートを入れたドゥリーニョにオバメルシエは左アッパーを突き上げる。残り1分を切り、試合が落ち着くと最後の30秒でダブルレッグからバックに回り、足を払ったドゥリーニョがテイクダウンとともにサイドを奪取し、この回も取った。

最終回、ヒザ蹴りから前に出たオバメルシエが組んでドゥリーニョをケージに押し込む。ドリーニョは足技でオバメルシエのバランスを崩すと、パンチを連打する。離れたオバメルシエにカウンターの右を当てたドゥリーニョは、左ミドルを蹴られても下がりながらの右を当て、ペースを譲らない。打撃戦のリズムのなかで、見事なシングルレッグを決めたドゥリーニョはハーフで抑え、十分の形に。

オバメルシエの左手を背中越し掴んでパンチを入れたドゥリーニョがバックに回り両足をフック、そのままヒザ十字を狙いグラウンドに持ち込む。勢いのあるエルボー、パンチを入れRNCを伺うドゥリーニョに対し、腹ばいになって前方に崩したオバメルシエがスタンドへ戻り最後の勝負へ。ここでもドゥリーニョは左ハイを繰り出すなど、劣勢になることなくタイムアップを迎え3‐0の判定勝ちを手にした。


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