【UFN140】コンドルは飛んで行けず──バンデナイは失速しアーネットが逆転勝ち
<フェザー級/5分3R>
オースチン・アーネット(米国)
Def.3-0:29-27.29-27.29-28
ウンベルト・バンデナイ(ペルー)
コンドルは飛んで行くをBGMに入場したバンデナイが、左ローを蹴る。アーネットは小走りするように距離を詰めてフック、右ミドルを見せる。バンデナイは左ハイを放ち、右オーバーハンドをかわすと左フックを当てる。左からの攻撃が多いバンデナイに対し、アーネットが組んでケージに押し込む。
試合がオクタゴン中央に戻ると、バンデナイが左ミドルハイ、さらに左オーバーハンドを当てる。アーネットは再び組みつくも、逆にバンデナイがテイクダウンに成功。バンデナイはアーネットが立ち上がるの持っていると、すぐに組まれてケージに押し込まれてしまう。残り40秒でブレイクが入り、打撃戦で左ミドルに続き左ヒザをボディに突き刺したバンデナイは、テイクダウンを奪われそうになり頭を抱えてバックを許したところで初回が終わった。
2R、アーネットが右ハイを繰り出すと、バンデナイは左ロー、左ミドル、そして左ストレートを放つ。アーネットはワンツーから3発目を放ちクリンチへ。バンデナイがヒザを急所に受けてインターバルが与えられる。再開後、アーネットが右ミドルから前に出るが、バランスを崩し起き上がり際にハイキックの直撃を受けそうになる。アーネットはクリンチを繰り返してブーイングが浴びるが、離れて右ミドルや左ストレートを打っていく。
スタミナ切れか、動きが止まったバンデナイはケージに押し込まれて耐える時間が続く。アーネットもテイクダウンは取れず、バンデナイがスピニングバックフィストを狙いつつ離れる。最後の10秒でバンデナイがテイクダウンを奪いアーネットがギロチンを仕掛けたところで2Rが終わった。
最終回、バンデナイに動きは戻らずアーネットが右ミドル、右ハイを放つ。バンデナイは90秒の間ほぼ手が出ていない。ようやく左フックから左ミドルを見せたバンデナイだが、アーネットが左を2発入れて前に出る。ケージを背負ったバンデナイが右に回り、左を伸ばすが勢いはない。アーネットは右ミドルを入れ、左ストレート。バンデナイが組んできたが、ボディロック&小外掛けでテイクダウンを奪いサイドで抑える。
ガードを取ったバンデナイはケージに詰められ、左のパンチを打たれる。右のパウンドも連打したアーネットは腰を上げて左右のパンチ、さらに立ち上がって足を払って重いパンチを落としていく。ケージを蹴って腕十字を狙ったバンデナイの動きはまるで力が感じられずタイムアップに。
完全にガス欠のバンデナイをアーネットが破った。