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【Invicta FC32】デビュー以来、6連勝でフェリシア・スペンサーがフェザー級世界チャンピオンに

<Invicta世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
フェリシア・スペンサー(カナダ)
Def.4R4分23秒by RNC
パム・ソーレンソン(米国)

ケージにソーレソンを詰めたスペンサーが、小外刈りでテイクダウンを奪うと一気にバックへ。前方に落とされないよう腰を戻し両足をフックしていく。ワキをすくわれ腰が伸びそうになるソーレンソンは、必死に亀をキープするもパンチを被弾し厳しい状態が続く。スペンサーはエルボーを入れて仰向けにして背中を伸ばさせる。

ソーレンソンも腹ばいに戻ると、亀でいられるが腹ばいでは、やや乗り過ぎのスペンサーが喉下に腕を入れていく。一度は上半身を起こし、フックを解きつつあったソーレンソンだったが、スペンサーがバランスをキープしワンフックから両足をフック、背中を取ったまま勢いのあるパンチを入れて初回を一方的な攻勢のまま戦い終えた。

2R、初回と同様にすぐにケージ際でのクリンチ戦に持ち込んだスペンサーは右腕を差し上げる。上腕を差し入れて耐えるソーレンソンだが、1Rとは逆側の小外掛けをスペンサーを仕掛ける。バランスを崩したソーレンソンのバックを取り、強引にグラウンドに持ちこもうとしたスペンサーが下になるが、立ち上がって腰をクラッチ&小外掛けへ。

前方に崩れながら立ち上がり、ヒザを入れるソーレンソンはクリンチにヒジを入れる。スペンサーが強引なテイクダウンを狙うようになると、ソーレンソンがギロチンに捕らえて引き込む。腕を解いて立ち上がったソーレンソンをスペンサーはケージに押し込み、ヒザを蹴り合う。

一旦離れも、すぐに組んでいったスペンサーは、ヒザを腹に入れられ離れる。左右のフックを当てたソーレンソンに対し、スペンサーもヒジ打ち、スピニングバックフィストを繰り出すが、かなりグダグダの状態になってきた。最後のテイクダウン狙いも切られ、下になったスペンサーはかなり消耗している模様だ。

3R、前蹴りでソーレンソンの顔面を狙うスペンサーは、組まれても倒れずに距離を取り直す。ソーレンソンは右ミドルを蹴られながら右を打ち込む。ローの蹴り合いからワンツーで前に出たソーレンソンにエルボーを入れたスペンサーが組んで、小外刈りへ。同体で倒れる投げへの抵抗力がついたソーレンソンは、すぐに立ち上がる。

頭から突っ込むスペンサー、動じないソーレンソンがエルボーを見せ、ワンツーを当てる。さらに左ジャブを入れるソーレンソンはケージに押し込まれても押し返し、ワンツー&ヒジを打っていく。残り40秒でヒザ裏を取り、差し上げテイクダウンを決めたスペンサーは、腕十字を防いでトップのままでラウンドを終えた。

4R、サイドキックを見せて組んでいったスペンサー。突き放したソーレンソンが右を当てる。互いに一歩踏み込んで打撃というタイミングが合い、打って離れるというリズムで試合が続く。と、スペンサーの前蹴りがソーレンソンの顔面を取られ、パンチでラッシュをかけられる。組まれてテイクダウンを仕掛けられると、ソーレンソンはケージを掴んだか──トップをキープしヒザやパンチを打ち込む。

スペンサーはクリンチを続けハイクロッチ、ソーレンソンはウィザードから払い腰を決める。抑えることはできず、スクランブルからスペンサーがシングルレッグでケージにソーレンソンを押し込む。差し返し、ヒザをいれるソーレンソンだったが、払い腰を潰されバックを許す。足を一本入れた状態でソーレンソンの背中を伸ばしたスペンサーが、RNCをセットアップしたタップを奪う。スペンサーはキャリア6連勝でインヴィクタFCフェザー級の頂点に立った。

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