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【Invicta FC32】キックの強豪フェルビークは準備不足、ペプロキーに完敗

<ストロー級/5分3R>
キャサリン・ペプロキー(米国)
Def.3-0:28-27.28-27.28-27
イシス・フェルビーク(オランダ)

Gloryから転向してきたキック戦績51勝6敗の戦績を残すフェルビークが、MMAデビュー戦をキャリア1勝0敗のペプロキー。まず左ローを見せたフェルビークは、ペプロキーのローに左フックを合わせていく。ローを続けるフェルビークは、ペプロキーの前進を首相撲に捕らえてヒザ蹴りをボディに入れる。フェルビークはそのままフェルビークをケージに押し込むと、ハーフネルソンのように頭を抱えに来たフェルビークからテイクダウンを奪う。

ペプロキーはハーフで抑え、頭を抱えにくるフェルビークのボディにパンチを落とす。フェルビークは頭を抱えディフェンスに徹する。この反応を生かし、体を浮かしてスラムするペプロキーは右ヒザをワキ腹に突き刺す。フェルビークはフルガードに戻し、下のままで初回を戦い終えた。

2R、左ジャブで前に出てくるペプロキーに対し、フェルビークはワンツーからヒザ蹴りを放つ。左ミドルにも左フックを当てたフェルビークは、踏み込んで左フックをヒットさせ、素早くステップを踏んで正面に立たないように戦う。左の精度が上がったフェルビークは続くクリンチの攻防で崩しを見せるが、テイクダウンを奪われてしまう。

ペプロキーはハーフから特に仕掛けがあるわけではないが、時間をかけて右足を抜きにかかる。背中をつけて頭を抱えていたフェルビークはマウントを取られ、顔面にパンチを被弾する。ブリッジで暴れるフェルビークから腕十字を狙ったペプロキーだが、すぐにマウントに戻る。ここで両者の頭が当たり、レフェリーがブレイクを命じる。ペプロキーが1p減点され試合はスタンドで再開になる。フェルビークがヒザ蹴り、ワンツーを見舞っていく。すぐにダブルレッグに出たペプロキーがトップを奪い、この回もモノにした。

最終回、後がないフェルビークが首相撲からヒザをボディに突き上げる。打撃を怖がらず前に出たペプロキーがシングルへ。ギロチンにように頭を抱えるフェルビークは、腰は落とすがテイクダウンディフェンスも基礎ができておらず、ここも背中をマットにつかされる。やがてペプロキーはマウントを奪いパンチから腕十字へ。ペプロキーを跨いで防ごうとしたフェルビークだが、またもマウントに戻られスタンドに戻る機会を逸してしまう。

パンチをまとめるペプロキーは、ブリッジしか対抗策のないフェルビークにパンチとエルボーを続けタイムアップを迎えた。MMAを戦う準備ができているとはいえなかったフェルビークは、フルマークでペプロキーに敗れた。


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