【PFL2018#10】マゴメドカリモフがクシュに判定勝ち、準決勝はヌルマゴメドフの棄権でベリチコビッチと
<ウェルター級準々決勝/5分2R>
マゴメド・マゴメドカリモフ(ロシア)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
パヴェルイ・クシュ(ウクライナ)
2度のテイクダウン狙いに失敗し下になったクシュ。トップを取ったマゴメドカリモフが動かないのですぐにブレイクが掛かる。左ジャブからワンツーで前出るマゴメドカリモフは組んできたクシュに右ワキを差してテイクダウン、またもすぐにブレイクが掛かる。マゴメドカリモフは圧力を強めてワンツーを振るう。クシュはスピニングバックフィストを避けられるも、粗いフックがマゴメドカリモフを捉える場面も。続いて組んだクシュをハイエルボーギロチンに捉えたマゴメドカリモフは、すぐにリリースする明らかにフィニッシュでなくタイブレークを取る作戦だ。
クシュのミドルをキャッチしテイクダウンしたマゴメドカリモフは、グラウンドに固執せずスタンドへ戻させてクリンチへ。ケージ際の攻防も即ブレイクが掛かると、マゴメドカリモフは蹴りをキャッチして腰に乗せてテイクダウン。残り時間は少なく、ここでパウンドからスクランブルでギロチンへ。かなりタイトに入っていたが、クシュがタイムアップまで我慢した。
2R、クシュの粗い打撃に対し、マゴメドカリモフのソリッドな左ジャブが続けてヒットする。続いて右ストレート、左ハイを被弾したクシュの動きが鈍る。クシュのシングルをウィザード&投げで切り返すマゴメドカリモフは、引き続き左ジャブを入れ攻勢を続けるが、クシュの大振りのフックをサークリングでかわしきれず顔面を左アッパーで打たれる場面も。マゴメドカリモフは左ハイをガードの上から蹴り込み、ここからはクシュの飛び込んで放たれるフックをかわし、反撃を許さずタイムアップを迎えた。
3-0で勝利したマゴメドカリモフはアブバカル・ヌルマゴメドフの右の拳負傷リタイアにより、復活ボヤン・ベリチコビッチと準決勝を戦うことになった。