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【UFN142】岡見出場の豪州大会で、中村K太郎はポーランドのフィニッシャーと白星先行を賭けた戦い

K-taro【写真】攻め時、前に出るべき時間帯の見極めが大切になってくるK太郎 (C)KAORI SUGAWARA

18日(木)、UFC日本広報窓口より12月2日(日)に豪州アデレードのアデレード・エンターテイメントセンターで開催されるUFC Fight Night142「dos Sants vs Tuivasa」に中村K太郎が出場することが発表されている。


ジュニオール・ドスサントスとタイ・ツイヴァサがメインの豪州アデレード大会では、岡見勇信がアレクセイ・クンチェンコと戦うことが明らかとなっていたが、2人目の日本人選手の登場となった。K太郎は今年4月のトニー・マーチン戦の判定負け以来、8カ月振りの再起戦となる。

(C)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

(C)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

対戦相手のサリム・トゥアリはポーランド人ファイターでUFCでは0勝1敗──だたし通算戦績は10勝2敗でオクタゴン初陣となったワルリー・アウベス戦が4年振りの黒星だった。6試合がKO勝ち、3試合で一本勝ちというフィニッシャーのトゥアリだが、ロシアではTech-Krep FC、ポーランドではX Cageとドメスティック・メジャーの経験者ではなくローカルショーで実績を伸ばしてきたので、対戦相手の実力は正直分からない。

確かなことは相手が飛び込んでくるところに左リードフックを合わせるのが上手く、蹴りも前足となる左からの攻撃が効果的だ。蹴りでパンチの出どころを消してから打たれる左フックは特に注意が必要か。またやや遠目の距離から放たれるパンチと、ダブルレッグは頭の位置が非常に似通っており、パンチに集中しているとスッと組みに行く巧さも併せ持つ。

ゲン担ぎ的かつ短絡的な意見を述べると2015年9月のUFC再契約以来、オクタゴンで3勝3敗のK太郎は勝ち・負けを繰り返しており、次は白星が巡って来る順序になっている。K太郎としては、構えを変えて戦える利点を生かして、テイクダウンを見せつつ精神的に疲弊の少ない試合の入り方を見せたい。ここで勝って第二次UFC参戦を白星先行としたいK太郎のこの試合に対するコメントは以下の通りだ。

中村K太郎
「前の試合は負けてしまっているので、負けられません。フィニッシュして勝ちたいと思っています」

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