【HEAT43】ペレイラの対戦相手がコクランから、モンゴルのパンチャー=ブレンゾリグ・バットムンクに変更
【写真】四次元殺法のブラジリアン=ペレイラ×拳で語るモンゴリアン=パットムンクの王座決定戦。バットムンクは昭和の任侠のごとく、静かなる凄みを湛えている(C)MMAPLANET
17日(月・祝)に愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催されるHEAT43でウェルター級王座決定戦でミシェウ・ペレイラ戦う相手が、モンゴルのブレンゾリグ・バットムンクに変更されたことが明らかになった。
当初の予定ではペレイラとウェルター級王座を賭けて戦うのはダコタ・コクランだったが、契約の最終段階に来て、コクラン側が5Rマッチに合意できず、残念ながら米国の職人の初来日は流れてしまった。
その後、HEATサイドではハワイ、韓国、フィリピンと対戦相手を当たったが短期間でペレイラと戦うファイターはなかなか見つけられず、そこに韓国在住のモンゴリアン=バットムンクがペレイラ戦を了承したとのこと。バットムンクの戦績は8勝4敗だが、そこにはデビュー3戦目のジャダンバ・ナラントンガラグ戦や、初の海外遠征となったクンルンファイトのワン・サイ戦の連敗が含まれており、他2つの敗北もONEとMFPでのロシア人に喫したものだ。
一言でいえば無類のパンチャー、ガツガツと前に出て大きな振りのパンチでプレッシャーを与える。
ロードFCライト級Tへの出場する予定だったが、負傷欠場にチャンスを逸したバットムンクは、昨年11月にはAngel’s FightでHEATライト級チャンピオンのオク・レユンからダウンを奪い、判定勝ちを収めている。本来はライト級のファイターだが、ロードFC時代にウェルター級戦でチェ・ウォンジュンのテイクダウン狙いを切って、打撃で優位に立った勝利を挙げておりこの準備期間では減量がない方が優位に働くことも考えられる。
それでも7月にはロードFCでミドル級マッチに出場し勝利しているペレイラとフィジカルの差は大きいだろうが、大草原で培われた気持ちの強さでは決して四次元MMAファイターに遅れを取ることはない。
ペレイラもロードFC後から日本で調整を続けており、体重調整が上手く進み前回とは見違えるほどのシェイプを保っているという情報も聞かれる。
ケージを利した蹴り技やバック宙を繰り出すことでクレイジーファイトの印象が強いペレイラだが、首相撲やストレートの威力があることは既に実正済みだ。
特にボディを効かせることができるパンチも、普通のファイトタイムでは大きな武器となるペレイラ。バットムンクはペレイラの繰り広げる予想外の動きに混乱することなく、レンジに入った時の動きに集中したい。