【Gladiator X Dmolition02】デモリッションXFCウェルター級王者は堂垣をRNCで下した石川に
【写真】腰に巻かれたベルトを確認したかのような仕草が見られた石川 (C)MMAPLANET
2日(日)に大阪府堺市の堺市産業振興センターで開催されたGladiator × Demolition 02から、タイトルマッチの模様をレポートしたい。第2回はデモリッションXFCウェルター級王座決定戦、中部と関西のベテラン対決の模様をお伝えしたい。
<DXFCウェルター級王座決定戦/5分3R>
石川史俊(日本)
Def.3R4分15秒by RNC
堂垣善史(日本)
試合開始直後に石川がダルレッグテイクダウンを決め、堂垣がクローズドガードを取る。ハイガードの堂垣をケージに詰めた石川は、堂垣の蹴り上げを機に担ぎパスへ。
嫌がった堂垣が背中を見せ、バックを狙うも前方に落とされそうになり自らマットに着地して立ち上がる。石川がケージに堂垣を押し込んだ状態で、動きの少ない初回が終わった。
2R、蹴りから組みつこうとした石川を堂垣の右が捉える。そのまま必死にケージに堂垣を押し込もうとした石川だが、ダメージが残っており押し返されるとバランスを崩しガードを取る。堂垣は寝技には行かず、ローを蹴って石川の立ち上がり際にパンチを入れようとスタンドで待ち受ける。
結局ブレイクで試合がスタンドに戻ったが、石川にダメージがあったこの局面で、堂垣はパウンドを狙っても良かったかもしれない。
「組みしかないぞ」という堂垣陣営の声が聞こえるなか、突っ込んだ石川の頭が堂垣に当たり試合が中断する。再開後、ダブルレッグを切られて引き込んだ石川に対し、やはり堂垣はグランドへは行かない。
続くスタンドの局面で石川は蹴り足をキャッチされると、引き込むように倒れる。すぐに起き上がった石川がダブルレッグに成功。ハーフでトップを取ったところで2Rがタイムアップを迎えた。
最終回、徹底して組み狙いの石川。切って打撃を入れようとする堂垣という展開が続く。中盤、石川が堂垣の蹴り足を掴んでテイクダウンに成功。スクランブルでバックを取った石川は、正面に回り込むとダブルレッグで再び堂垣に背中をつかせる。
初回同様にパスを嫌がった堂垣が背中を見せて立ち上がると、石川は両足をフックしバックマウントへ。
やや乗り過ぎの状態だが、堂垣は前方に振り落とすことができずに背中を伸ばされて寝技で腹ばいされる。石川がパームトゥパームで一気に絞め、堂垣からタップを奪い新DXFCウェルター級王座に輝いた。
ベルトを巻いた石川は「僕は打撃はできません」と明言し、かつてタイトルに挑戦して惜敗したグッドマン田中との対戦をアピール。
会場にいたグッドマンがケージに入ったが、ボディビルの大会に出たばかりで「今は筋肉が細くなっているので、また筋肉を大きくするのに時間がかかり、今年は無理です」と返答するという珍しい展開となった。