【UFN134】見事なラッシング&ボクシング、ハクパレスがディアキーシーに番狂わせの完勝劇
<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
マーク・ディアキーシー(英国)
地元ハクパレスに大きな声援が集まる。サウスポーのハクパレスが左ロー、ディアキーシーが左ジャブを伸ばす。右前蹴りを見せたディアキーシーは続いて左ジャブを2発当て、右ミドルを蹴っていく。下がらないハクパレスは後回し蹴りにも前に出る。ディアキーシーがワンツーから右ハイをガードの上から蹴っていく。
ハクパレスは左オーバーハンド、ディアキーシーは左ジャブを多用する。構わず踏み込んで左フックを振るうハクパレスは、ヒザ蹴りを入れてディアキーシーを下がらせる。ダブルレッグを切られたディアキーシーはケージの前を走って間合いを取り直すも、ハクパレスがダーティボクシング、続いてエルボーを当てると右ストレートをヒットさせる。ジャブからヒザ蹴りを繰り出すハクパレスだが、ディアキーシーは右アッパーから左フックを打ち返した。
2R、左オーバーハンドのディアキーシーに右フックをカウンターで入れたハクパレスは、ミドルやハイキックにも構わず前に出ていく。ここでディアキーシーにアイポークがあり試合が中断する。再開後、ハクパレスは右ジャブ。ディアキーシーがボディフックから強烈なローを入れる。前に出るハクパレスに対し、ディアキーシーはケージ前を走って間合いを外すが、ハクパレスは距離を詰めて左フックを当てる。
体を振って前に出るハクパレスは、サッと離れると距離を詰めてワンツーを放っていく。ディアキーシーは左ストレートを被弾するが、ワンツーをガードの上から打っていく。その場飛びで左ストレートを当てたハクパレスは果敢に右ジャブを当て、ディアキーシーの左ボディフックのあとで左フック、右リードアッパーに続き左を打ち込む。その後もプレッシャーを強め、手数が途切れることのないハクパレス派を右ジャブから、左のショートを当ててダウンを奪うと、パウンドの猛攻で完全に2Rを取った。
最終回、右目の周囲を腫らしたディアキーシーは左を受けてヒザが落ちる。ヒザ蹴りを返したディアキーシーだが、ハクパレスは左をまとめて前に出る。ディアキーシーのダブルレッグにも払い腰で投げ飛ばしたハクパレスは、続くダブルレッグに小さな径の右を当ててダウンを取り、パンチを続ける。
立ち上がったディアキーシーの右ハイをかわしたハクパレスは、左アッパーをヒットさせ前に出る。さらに左ローでディアキーシーを崩す。立ち上がったディアキーシーは強烈な勢いの右ミドルを蹴るが、ハクパレスは構わず左ローを蹴っていく。残り1分、左を当てて前に出るハクパレスの勢いは落ちない。左アッパー、右オーバーハンドを近距離で打ち込むハクパレス。ディアキーシーがテイクダウンを切られ、ローでバランスを崩す。
完全にディアキーシーを圧倒したハクパレスが3-0の判定勝ちで番狂わせを起こした。