【UFC293】ハクパレス、前進&パンチの打ち分けでキニョネスを下す
<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ランドン・キニョネス(米国)
お互いサウスポー。キニョネスがテンポよくジャブと左のカーフキックを出していく。ハクパレスもパンチを返すが、キニョネスはガードを上げてブロック。キニョネスが右ミドルと左カーフキック、ワンツー、スピニングバックキック、左カーフキックを当て続ける。
ハクパレスもジャブから左ボディストレートを打つが、キニョネスはバックステップで距離を取る。しっかりサークリングして左カーフを蹴り続けるキニョネスだが、ハクパレスも左アッパーから右フック、左ストレートを当てる。
たまらず組みついてケージに押し込むキニョネス。離れ際にヒジを振るう。ハクパレスはすぐに前に出て左アッパーと左フックを打ち込んだ。
2R、開始直後にハクパレスが組みついてケージまで押し込む。キニョネスは態勢を入れ替えて首相撲からヒザ蹴りを入れる。離れると左ロー・カーフキックを蹴る。
ハクパレスがキニョネスの左ミドルをキャッチして組みつき、両差しでケージに押し込むが、どちらもテイクダウンはない。スタンドではハクパレスが左アッパーと左フック、キニョネスはジャブとカーフキックで削り、距離が詰まると左アッパーとヒザ蹴りを狙う。
ハクパレスは構えをスイッチして右ストレート。前手=左手のフックを当ててキニョネスをぐらつかせ、右アッパーから左フック、ケージを背負うキニョネスにパンチをまとめる。キニョネスも左カーフを蹴ってヒザ蹴りを応戦する。
ハクパレスはプレッシャーをかけて左アッパー。キニョネスは左ミドル・左ローを蹴るも、ハクパレスはジャブを突いて下がらない。キニョネスが左ハイを蹴るも当たらない。最後もハクパレスが前に出てワンツー、左フック、キニョネスをケージに詰めて右を打ち込んだ。
3R、オーソドックスに構えるハクパレス。キニョネスは奥足のインカーフを蹴る。じりじりとプレッシャーをかけるハクパレスが左ストレートを当て、左アッパーとボディ、右ボディから左アッパー。構えをサウスポーにも戻しつつ左フックを打つ。
ガードを上げて距離を取るキニョネスは手数が出ない。ハクパレスは右ジャブをついて左ストレート。これでガードを固めさせて左アッパー、右ヒジから左フックを返す。
キニョネスは前に出てくるハクパレスにヒジを狙うが当たらない。逆にハクパレスは左右のボディから左ストレート、残り40秒を切るとダブルレッグでテイクダウンも狙いながら、戦い方に変化をつける。最後はパンチの打ち合いとなるが、ここもハクパレスが優勢か。判定はジャッジ3名ともハクパレスを支持し、ハクパレスが判定勝利を収めた。