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【Polaris07】今成正和、英国人ウィリアムスと綾取りのような足関の攻防の末、スプリット判定負け

<Polarisフェザー級王座決定T準決勝ノーギ65.8キロ/15分1R>
アッシュ・ウィリアムス(英国)
Def.2-1
今成正和(日本)

ジャンピングガードから引き込もうとした今成、ウィリアムスがついてこないと再びスタンドに。90秒ほど経過し、今成が再びジャンピンガードから引き込むとウィリアムスが付き合う。足を絡ませる今成に対し、ウィリアムスがパス狙い。足を引いた今成がスタンドへ。

互いにスクワットを見せて挑発すると、今度はウィリアムスが引き込む。今成は足関節を狙い、ヒールから回るウィリアムスの動きに合わせストレートフットロックへ。さらにヒールに切り替え、逆方向へ捻りを加える。今成の足首を掴んだウィリアムスはヒザも抜いてエスケープ。そのまま立ち上がり、パスを仕掛ける。

今成はクローズドガードを取り、ここからサドルを取りつつストレートフットロックへ。ウィリアムスはまたも足首をとり、取られていない方の足を入れる。その足を取りに行った今成は左足には外掛け、右足にはサドルをとりつつも、足が組めない。

するとウィリアムスが逆に外ヒールを仕掛けることで、試合はスクランブルからスタンド戦へ。自らの仕掛けで今成の足関節のセットアップを防いだウィリアムスは、シングルレッグを仕掛ける。下になって足絡みを創ろうとする今成に対し、ここでもウィリアムスが果敢に足関節を仕掛ける。ヒールから移行されたトーホールドには今成も、急ぎ体を起こして対応し内掛けからストレートフットロックへ。逆に体を起こして防ぐウィリアムスはそのまま肩固めに入る。

ガードが開いても、深く左足が入っているためこの肩固めは抑え込みの効果か。ウィリアムスはさらにプレッシャーを強めると、ついに足を抜くことに成功する。両足を大きく振るって勢いをつけ、ロールした今成。ウィリアムスはバック狙うが前方に落ち、さらに腕十字を狙う。今成は頭を抱えて来た腕を狙って、マットに背中をつかせ腕十字、これは浅くウィリアムスが腕を抜いて来る瞬間に足絡みを作っていく。

ウィリアムスは今成の右足を抱えて防ぎ、トーホールドへ。蹴って離れた今成は左足狙いから、上体を起こして右足を捕らえロールしてトーホールドへ。つま先を捩じり上げる今成だったが、ウィリアムスもロールしつつインヴァーテットヒール、ストレートフットロックを仕掛ける。

場外際となり、ここでレフェリーがブレイクを命じ、試合は残り2分10秒でマット中央で再開となる。今成は手数を緩めず、左右に足首、カカトを取りにかかる。ウィリアムスは足首を掴んでパス狙い。ならばと今成はストレートフットロック、ウィリアムスはロールしてヒザを抜いたところでタイムアップに。

15分、綾取りのような足の絡み合いを見せた両者、ジャッジは足関節でなくパス&肩固めを評価したか、スプリットでウィリアムスに凱歌が挙がった。


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