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【UFN133】一進一退の攻防でジェシカ・アギラーが、エスキベルを破りUFC初勝利

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アギラー(メキシコ)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジョディ・エスキベル(米国)

ワンツーを放つアギラーに対し、エスキベルが左フックを振るっていく。遠い位置から殴ってくるエスキベルに対し、アギラーは前に出て首相撲へ。「髪の毛を掴むな」という注意が入るが、そのままダブルレッグから尻餅をつかせる。すぐに立ち上がったエスキベルをケージに詰めると、肩に担ぐようなダブルレッグを見せたアギラーだったが、右を差したエスキベルが体を入れ替え、ヒザをボディに受ける。

離れたエスキベルはロングフック、レンジの外でワンツーを繰り返す。空振りで組ませないよう壁をつくるエスキベルに対し、アギラーはジャブで前に出てヒザをボディに見舞っていく。エスキベルは前蹴りを顔に当て、制空権作りに。互いに前に出てワンツーからスリーを放つと、続く局面でアギラーが右フックをヒットさせた。

2R、初回と同様に左ジャブを遠い位置から飛び込むように放つエスキベルは、アギラーの踏み込みに左フックを被せようとする。互いに遠目の距離で相手の踏み込みに反応する。アギラーがステップインしワンツーを入れると、エスキベルが左フックを返すという一進一退の攻防のなかで、互いにアクセントとなる攻撃が欲しい。エスキベルの右オーバーハンドに組みついたアギラーがヒザ蹴り、離れたエスキベルが左オーバーハンドを放つ。ボディから顔を狙うエスキベルは、アギラーのステップインに右のカウンターを入れる。

アギラーも左ジャブを当て、ワンツーからハイクロッチ、さらにヒザ蹴りという動きを見せた。残り10秒で組み付いたエスキベルはテイクダウンを取れず、ケージにアギラーを押し込んだ状態でラウンド終了を迎えた。

最終回、距離を詰めてパンチの回転数を上げたアギラーはパンチとヒザを入れる。エスキベルもショートフックで応える。左を当てたアギラーが組みにいくと、離れたエスキベルが左を当てる。決定的な場面を創れないまま、互角の攻防が続き試合は残り2分30秒に。

アギラーがケージにエスキベルを押し込み、入れ替えたエスキベルはヒザを見せて離れる。右フックからヒザ蹴りを突き上げたアギラーが、右クロスをヒットさせる。動きが落ちているのはアギラーだが、エスキベルに効果的な攻撃があるわけではない。右フックを打ち合った両者、エスキベルは前蹴りからすぐにパンチへ。アギラーも右を返し、テイクダウンを切る。逆にシングルからケージに移動したアギラーは、離れて右を被弾。最後の打撃の交換はエスキベルの勢いが上回った。

決定打は見られず、支配もなかったファイトは3‐0でアギラーが勝利し「長かった。でも、私はここにいる。また戻って来る」と笑顔を見せた。


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