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【UFN133】ジュニオール・ドスサントスがタッチボクシングで、ブラゴイ・イワノフを完封

<ヘビー級/5分5R>
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

シガノことドスサントスがオクタゴン中央、サウスポーのイワノフはケージを背負ってカウンターを狙う。シガノの右に左を振るったイワノフだが、これは届かない。シカゴは右ボディストレートから、右オーバーハンドとカウンターを受けないように攻撃を散らし右ミドルに続き右ハイを狙う。

イワノフは右ジャブから前に出ると、シガノに指を伸ばすなと注意が入る。前に詰めて来るシガノに対し、イワノフが右を伸ばす。右ストレートを当てたシガノは左ロー、右前蹴りを繰り出す。踏み込まずにフックを振るうイワノフは、遠い距離からボディを続けられ左右のフックで前に出る。ステップバックしたシガノが、距離を詰めて左フック。イワノフは思ったようにパンチを打てない初回となった。

2R、シガノは右ハイに続き、スピニングバックキックを繰り出す。イワノフも初回よりも前に出て左ローを放つ。左ジャブを入れるシガノ、さらに左から右を打つ。追い足がなく、カウンターを狙うイワノフだが、その距離にシガノは入らない。右オーバーハンドと、左ボディストレート、そして蹴りで距離を保つシガノが、イワノフのジャブをかわす。ジャブを当てられても前に出るようになったイワノフに対し、シガノは足を使いタッチボクシングに徹する。と、前に出て左フックをヒットさせたシガノのペースで試合が進んだ。

3R、右を振って左狙いが明確はイワノフだが、それでも左フックを2発当てて前に出る。まっすぐ下がるようになるとシガノは危ない。ジャブを当てて回るシガノ、右ストレートが目に入り、嫌がったイワノフがワンツーをヒットさせる。引き続き左ジャブ、ボディストレートを続けるシガノだが、イワノフに動かされる場面が増えて来た。イワノフはシガノの左に左を合わせ、さらに左フックを打ち込む。ケージの前で左右に回るシガノに対し、イワノフは右フックをヒット。また指を並行に伸ばすシガノに注意が入り、試合が再開される。直後に勢いのあるパンチを繰り出したシガノが、右オーバーハンドをブロックされ後ろ回し蹴りを繰り出す。イワノフが左から右を振るい、流れが変わりつつあった3Rを戦い終えた。

4R、シガノの左に右を合わせたイワノフは、右を当てられても効いた素振は見せない。シガノは右ハイ、右ストレートを繰り出す。さらに左ジャブ&左ボディと同じ攻撃を続けるが、イワノフの左には慌てて離れる。イワノフの踏み込みに左を合わせるという風に立ち場が逆になった中盤、シガノがシングルレッグを狙う。すぐに離れ、タッチボクシングに戻ったシガノは左を2発被弾する。体ごと前に出るようなフックを見せたイワノフも息が荒くなっている。とにかく拳を届かせるという部分では、シガノがイワノフを圧倒したまま試合は最終回を迎えた。

5R、シガノの右にイワノフが右を合わせる。イワノフのパンチも、足が追い付かず体を伸ばすようになり当たっても威力がない。終盤になっても手数が落ちないシガノは右ミドルを蹴っていく。イワノフはアイポークがあったとアピールし、ドクターチェックが入る。既に2度注意されているシガノだが、減点はなく試合が再開。同時に前出で左を放ったイワノフ、距離が近づいたところでシガノが右オーバーハンドを繰り出す。

この距離を待っていたイワノフが連打を放つと、シガノは距離をアジャストする。シガノの右ハイに右を打っていったイワノフは、左ジャブを被弾する。右を強振したイワノフ、左に回るシガノに組みつくが、すぐに離れられてしまう。カカト落としにワンツーを当たられたシガノは、右を当てて右に回り。左を当てて左に回る。距離を詰める足を持っていなかったイワノフは、そのままタイムアップを迎えた。結果タッチボクシングで優位に立ったシガノが、フルマークの判定勝ちを手にした。


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