【Gladiator X Demolition02】9月グラジ×デモリ対抗戦第2弾で、まずは3つのタイトル戦発表
【写真】2016年11月、Gladiator02での勝利以来勝ち星から遠ざかっている大道。赤ちゃんもかなり成長していることだろうし、勝利が欲しい防衛戦だ(C)MMAPLANET
14日(土)、Gladiatorより9月2日(日)に大阪府堺市の堺市産業振興センター内イベントホールで開催されるGLADIATOR vs DEMOLITION Vol.2の対戦カード第一弾、3つのタイトル戦が発表されている。
新生グラジエイターの活動開始から2年が過ぎ、和歌山、大阪、和歌山、和歌山、大阪、大阪と6度のイベントが開催されてきたが、今回は大阪よりとはいえ和歌山との途中にある堺市に初進出を果たすこととなった。
堺市産業振興センター内にあるイベントセンター収容人員900人、櫻井裕一郎グラジエイター代表によると、同会場は「イベントホールと展示という2つの形式で客席が用意できるなか、その中間というべきひな壇のアリーナ席を残し、ステージ前にケージを設置、さらにステージ上に席を並べるという非常に観戦しやすい座席の組み方をする予定」とのこと。
そして発表された3つの選手権試合はGLADIATORフェザー級選手権試合=チャンピオン大道翔貴×MIKE、DXFCウェルター級王座決定戦=石川史俊×堂垣善史、そしてGLADIATORフライ級選手権試合=チャンピオン加マーク納×挑戦者NavEの3試合だ。
大道は新生グラジエイター旗揚げ戦で手塚基伸との王座決定戦に勝利も、その後はGrachanで大澤茂樹に、さらにグラジで岩田啓介に敗れ以来、1年1カ月振りのファイトが王座防衛戦となる。挑戦者のMIKEは長らくAACC所属として活躍してきたが、11月に地元・奈良県桜井市に自らのジムM3A FITをオープン予定で、今回が同ジム所属第一戦となる。
6月の王座決定戦でグッドマン田中に勝利した中村勇太が公言通りタイトルを返上し、その王座を石川と堂垣が争うこととなった。長らくHEATを主戦としていた石川は昨年DXFCでグッドマンと戦いカットによる流血TKO負けを喫したが、試合は寝技でリードしていた。一方、堂垣はその6月大会でクリス・イゲを腕十字で下している。
前王者グッドマンと2011年にデモリで戦いドロー、2011年にはパンクラスで前王者の中村とも引き分けている堂垣。今後、中村が推す愛弟子の脇本恭平が両者に絡んでくるようなことあれば、面白いストーリーラインが出来上がりそうなDXFCウェルター級戦線だ。
グラジエイター・フライ級タイトル戦は、昨年8月の和歌山大会で王座決定戦として組まれた試合の再戦となる。チャンピオンはタイトル獲得後、ONEトライアウトを受け落選、5月にはZSTで竿本樹生に判定負けを喫するなど波に残ることができていない。
一方チャレンジャーのNavEは敗れはしたもののTOP FC出場を果たし、この1年で2勝1敗と経験値を挙げて来た。大阪、京都、兵庫が中心の関西MMA界、ここに和歌山が拠点のグラジエイターのベルト獲得を──奈良県桜井市のMIKE、三重県名張市のNavEが目指すのも地域格闘技大会として、非常に有意義だろいえるだろう。
6月大会に続きグラジエイターとデモリッションの対抗戦の第2弾として行われる今大会だが、タイトル戦はそれぞれのプロモーション内での生き残り合戦の頂点として組まれることになる。対抗戦は甘い蜜──ではあるが、今後はタイトルを狙う選手は対抗戦とグラジエイター内の生存競争が、その遡上にあげられることになるのだろう。対抗戦のカード発表も待たれるところだ。