【ONE75】抜群のボディコントロール。マグワイアがサッポを削り、ウェルター級王座決定Tファイナルへ
<ONE世界ウェルター級王座決定T準決勝(※83.9キロ)/5分3R>
タイラー・マグワイア(米国)
Def.3-0
ルイス・サッポ(ブラジル)
マグワイアが回し蹴りを連続で繰り出す。サントスは飛び前蹴り、ミドルのフェイクから組もうとする。距離を取ったマグワイアがボディロックから一気にテイクダウンを奪う。足関節狙いのサッポに対し、マグワイアが体を捻って立ち上がる。スタンドに戻り得意左ハイを狙ったサッポは、組んできたマグワイアを払い腰で投げる。スクランブルで上を取りに来たマグワイアに対し、サッポはオモプラッタへ。ここもより速く動いて前転しつつ腕を抜いたマグワイアがトップを奪い切る。
ハーフのサッポにエルボーの連打から、鉄槌、さらにパンチを連続で打ち下ろすマグワイアは、ハーフながら右足でサッポの左手を挟んでパンチを入れる。腕を引き抜いたサッポにヒザを打ちつける。劣勢のサッポは最後にハーフからスイープを決めたが、ダメージは蓄積したか。
2R、後ろ回し蹴りをまたも続けるマグワイアが、前蹴りを繰り出す。ケージを蹴って右パンチを放つなど、組むための工夫を見せる。サッポは組み合いのなかで右腕を差し上げてテイクダウン、バックを狙うも正面に回ったマグワイアがテイクダウンを奪う。そのままマウントを取ったマグワイアが、パンチを落とし背中を向けたサッポを後方から殴り続ける。
マグワイアはワキの下からのアッパー、側頭部へのフックを打ち分ける。足を一本入れて、サッポを制したが、後方から殴り続ける。サッポは前転からのヒザ十字を潰され、立ち上がったマグワイアがが―野中に入る。腕十字狙いのサッポのパンチを落としたマグワイアが、この回も圧倒した。
最終回、サッポの前蹴りが急所に入り試合が中断。再開後、サッポは左ハイ、マグワイアは後ろ回し蹴りから、ケージを蹴ってパンチを狙う。直後にマグワイアにアイポークがあったと試合が止まる。再開後、左ハイから右ストレート、左前蹴りを繰り出したサッポは、ミドルを蹴った直後にボディロックテイクダウンを奪われる。
レッグドラッグのような形からパスを決めたマグワイアがサイドを取る。ヒザを顔面に当てたサッポに対し、マグワイアが時間を使って抑え込む。起きようとしたサッポをがぶったマグワイアは、潜りスイープにも下にならず、スクランブルでもバックを譲らずにスタンドに戻る。直後にタイムアップとなり、マグワイアが3‐0の判定勝ちを手にし、ウェルター級王座決定トーナメント決勝進出を決めた。