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【Rebel FC07】致命傷はないが、支配もできず。郷野はバウビにスプリットで敗れる

<ウェルター級/5分3R>
アドリアーノ・バウビ(ブラジル)
Def.2-1
郷野聡寛(日本)

15勝3敗で柔術ベースのバウビがワンツーを入れる。郷野は右ローを返しケージを背負って戦う。右オーバーハンドを繰り出したバウビがシングルレッグへ、郷野は首相撲からヒザをボディに突き刺す。左回りの郷野を追いかけたバウビが組んでいくが、テイクダウンを奪えない。前に出ながらノーモーションのような右を当てた郷野が、右ローを蹴って離れた。

詰められてヒザを入れる郷野は左を見せて組み付くが、ダックアンダーからのバックは取れず逆にケージに押しこまれパンチを被弾する。今度は組んでバックに回った郷野に対し、バウビが胸を合わせる。郷野の首相撲をボディロックでバウビが切り返したところで初回が終わった。

2R、頭を振って視線のフェイクを仕掛ける郷野、バウビは動かず待ちの姿勢に。互いに相手のアクションへカウンター狙いのような展開となり、左を当て合う。バウビのダブルレッグを切った郷野だが、左エルボーで右目尻をカットする。組んでテイクダウンを許した郷野が立ち上がったところで、レフェリーが試合を中断しドクターチェックはなくタオルで血をふき取る。

再開後、郷野は間合いを図りつつローを蹴り、スーパーマンパンチからシングルレッグを仕掛け、直ぐに離れる。組みを見せて、スッと離れる郷野に対し、バウビが後ろ回し蹴り。郷野も同じ技を返すが、シングルからバックを許しテイクダウンを取られる。郷野は前方回転からバックへ。そのまま両者が立ち上がり、クリンチの攻防となったところでタイムとなった。

最終回、郷野はバウビの前進に左フックを合わせようとし、ボディを入れるが組まれてケージを背にする。首相撲から体を入れ替えたると、バウビが離れる。ビッグポイントが欲しい郷野だが、詰め将棋で詰め切れないような試合展開に。ボディ、ローを蹴って回る郷野が左フックを入れて離れる。

当てて離れるファイトで郷野はこの回は取れるかもしれないが、初回と2Rをどちらが取ったかは分からない。バウビはシングルからバックを取ると、細かいヒザを入れてケージに郷野を押し込む。離れて両ワキを差した郷野だが、左腕を差し返され終了間際に細かいパンチの交換、そして離れたところで試合が終わった。

致命傷はないが、スコアメイキングでリードしたともいえない郷野。結果、スプリットでバウビが判定勝ちを収めた。


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