【DEEP83】体重超過のアマルサナーに武田光司が、組み勝つ
<キャッチウェイト/5分3R>
武田光司(日本)
Def.3-0:30-25.30-25.30-25
ツォゴーフ・アマルサナー(モンゴル)
体重オーバーでアマルサナーへのレッドカード提示から始まった試合は、武田がシングルからケージにアマルサナーを押し込み、そのまま後方へ豪快な反り投げを決める。起き上がろうとしたアマルサナーをがぶり、背中をマットにつかせると武田がダースチョークへ。絞めを解いてサイド、さらにバックコントールと武田が攻勢に出る。
アマルサナーは胸を合わせ、シングルを切ると武田のボディにヒザを突き上げる。ケージにアマルサナーを押し込む武田だが、ブレイクを命じられる。打撃戦はアマルサナーの軽いハイキックが見られただけで初回が終わった。
2R、シングルを切ったアマルサナーはケージに押し込まれた展開が続くが、ここもブレイクに。左を見せてからのシングルレッグで武田がアマルサナーをケージに詰め、ボディロックへ。アマルサナーはヒザを返し、ここもブレイクが掛かる。離れると武田は左ミドルを入れるが、右回り基調のアマルサナーが右ミドル、右ストレートと反撃に出る。ジャブを被弾しながらも組んだ武田が、アマルサナーをケージに押し込んだ状態でラウンド終了を迎えた。
最終回、シングルを切られパンチを打たれた武田はスタンドに戻ると、アマルサナーのパンチの圧力のなかで組んでバックに回る。自ら尻をマットにつけてテイクダウン、バックを狙う武田だが、アマルサナーも胸を合わせて立ち上がる。ブレイク後、武田は左を当ててシングルレッグ、テイクダウン&バックに回る。
残り1分、ケージに持たれるような形でバックコントロールを続ける武田に対し、胸が合うとアマルサナーがヒザをボディに。これ以上の攻防はなくタイムアップを迎えると、武田が判定を制したことで試合が成立。2P減点もあり、武田がジャッジ三者30-25をつけて変則キャッチ戦で勝利した。