【Pancrase297】決定!! 若武者×仙人サバイバルマッチ=若松佑弥×マモル。「勝ちにこだわる」(マモル)
【写真】このタイミングで、若松×マモルが実現するとは──(C)MMAPLANET
19日(木)、パンクラスより7月1日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase297で若松佑弥×マモルのフライ級マッチが組まれることが明らかになった。
昨日の佐藤天×グライコ・フランサ=ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト王座決定戦に続き、早くも超ド級の注目マッチアップが決まった。若松は2月にフライ級キング・オブ・パンクラシスト仙三に挑戦し5RTKO負けを喫した試合からの再起戦で、マモルも昨年8月にその仙三にベルトを奪われて以来、実に11カ月振りのカムバックを賭した戦いとなる。
若松は9連勝、3試合連続KO勝ちの勢いをもって王者に挑んだが、殴り負けた。その代償として、よりウェルラウンダーとしてMMAを勝ち抜くという部分が理解できたはずだ。一方、MMA界の人間国宝マモルは4月に春日井たけし戦が決まっていたが、春日井の負傷欠場で試合が流れてからの若松戦と、下からの厳しい突き上げマッチメイクが続く。
仙三戦前の若松のように勢いで出て来るファイターには、その勢いの飲まれないギリギリのところで職人技を披露していたマモルにとっては、若松がポイントメイクなどを採り入れてきた際に、どのように対応するのか。受け上手の印象の強いマモルだが、その実スタンドでは自らの距離を作って能動的な動きを実はしている点に注目したい。
それにしても、この試合はパンクラス・フライ級戦線で3強といっても過言でない両者のうち1人が、敗れると完全にトップ戦線から脱落という本当にシビアなマッチアップだ。23歳の若松と戦う時点で41歳になっているマモルは、今回の試合に関して以下のような意気込みを語っている。
マモル
「タイトルを失ってから暫く時間が空きました。この間、仙三選手と若松選手がタイトルを争い、その激しい戦いを目の当たりにし感銘を受けました。仙三選手の大逆転勝利も見事でしたが、KO寸前まで追い込んだ若松選手は非常に将来有望な選手だと思いました。負けても十分過ぎる強さを見せていました。
そんな若さと強さが漲る若松選手と40歳を過ぎた私では正直なところ『厳しいだろ!』と思っている方も多いと思います。しかし、逆に考えれば私には上位ランカーと戦う実力があるということ、40歳を過ぎてもトップ戦線にいるということです。
『年齢なんてただの数字』なんて、どこかで聞いたことのあるカッコ良い言葉を胸に私らしい勝ちにこだわる戦いでトップ戦線に生き残ります」