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【Road FC47】佐々木信治がアルバート・チャンと再戦。5試合連続初回KOのフィジエフに要・注目

Rafael Fiziev【写真】MMAでは5戦5勝。全て初回KO勝ちのラファエル・フィジエフ(C)ROAD FC

11日(水・現地時間)、ROAD FCが5月12日(土・同)に中国・北京のキャデラック・アリーナで開催されるRoad FC47の無差別級GP以外の4試合のマッチアップを発表し、日本から佐々木信治が出場しアルバート・チャンと戦うことが分かった。


佐々木は昨年2月のロードFC36でチャンとライト級100万ドルTの国際予選で戦い、判定勝ちを収めている。チャンは急所蹴りでポイントを失ったものの、佐々木はダメージを受けての厳しい勝負を勝ち切った。この結果、トーナメント本戦に進んだ佐々木だったが、7月の1回戦でアマチュシン・フーヘンフウにKO負け。以来、10カ月振りの試合が今回のチェンにとってのリベンジ戦となる。

とにかくフィジカルで優るチェン。ライト級ではなく、72キロ契約マッチとなった再戦では、前回以上に体力負けをしないためにも、佐々木は気持ちの強さが不可欠だ。

佐々木同様トーナメント本戦出場者で、準々決勝で日本の下石康太に敗れたバオ・インカンはラファエル・フィジエフと戦うこととなった。フィジエフは同トーナメント最終予選でキム・スンヨンと対戦し、見事なボディ打ちからアッパーで一方的な勝利を挙げたが、拳を骨折に本戦出場が見送られた。

仮にフィジエフがトーナメントに出場していると、優勝候補の筆頭だったという声も少なくない。そしてフィジエフは12月のソウル大会でケガから復帰し、トーナメント・ベスト8のムングントスズ・ナンディンエルデンを左ハイから右アッパー、パウンドの連打により58秒で下している。

この時のパウンドでまたも拳を負傷したフィジエフだが、その打撃は本物だ。中央アジアのキリギスタン出身の彼は、MMAで戦う以前からムエタイをロシア、そして本場タイで戦ってきた。トヨタカップで2度準優用を果たし、ロードFCでは反則のエルボーも完璧に使いこなす。さらにはMMAグローブ着用のムエタイ=ムエタイ・エクストリームの試合で、ルンピニー王者だったヨードパヤック・シッソンピーノンを右ストレートでKOしている。

これだけの打撃力を誇りながら、タイガー・ムエタイで練習している山田哲也に言わせると、「寝技で歯が立たない」とのこと。ルンピニー王者をKOする打撃、山田をしてその強さが絶対だという寝技、フィジエフがトーナメント本戦出場のバオ・インカンに対して、どれだけ強さを見せつけるのかが焦点となる戦いだ。

この他、ライト級でキ・ウォンビンとムエタイで300戦以上のキャリアを持つ、元ラジャダムナン王者チラユット・カオラット、72キロ契約戦=ファンショウ・リグロン×ブルーノ・ミランダの2試合が組まれるなど、ポスト100万ドル・トーナメントを感じさせる4試合の決定といえるだろう。

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