【UFC221】スクランブル戦を耐え、打撃を入れたアデサニャ。わき腹へのスタンド鉄槌で11連勝達成
<ミドル級/5分3R>
イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
Def.2R3分37秒by TKO
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
鋭い左ジャブを伸ばし、構えを変えるアデサニャの左ミドルをキャッチしたウィルキンソンがケージに押し込む。左を差して、テイクダウンを狙ったウィルキンソンが踏み止まったアデサニャにギロチンを仕掛ける。頭を抜いたアデサニャだが、ケージに押し込まれた展開が続き、ついにはテイクダウンを許す。すぐにスクランブルに持ち込んだアデサニャに、執拗にシングル、ダブルレッグを仕掛けるウィルキンソン。2度目のテイクダウンからバックを狙うも、アデサニャが胸を合わせねちっこい展開に終止符を打つ。
離れたアデサニャは右ミドル、右ロー、さらに右ストレートを伸ばす。ウィルキンソンのシングルレッグからのドライブを前転して防いだアデサニャだったが、そのままバックコントロールを許し、テイクダウンからスクランブルという流れは断ち切ることはできなかった。
2R、右ジャブからボディを打ち抜いたアデサニャは左ハイからヒザを決める。懸命に組み付いたウィルキンソンのケージレスリング、シングルレッグから離れたアデサニャが右アッパー、ヒザ蹴り、さらに左ジャブを打ち込む。ボディに動きが止まったウィルキンスにジャブからボディ、ヒザ蹴りを突き上げるアデサニャが、右フックを打ちぬく。ヒザ蹴り、大振りでないパンチ、究め付けはワキ腹への鉄槌でマットにへたりこんだウィルキンスを見てレフェリーが試合をストップ。─アデサニャはUFC初陣をTKOで飾り、デビュー以来の連勝を11に伸ばした。