【UFN125】蹴りを工夫し、テイクダウン→スクランブルを制してパトリッキがハゾヴィッチ下す
<ライト級/5分3R>
アラン・パトリッキ(ブラジル)
Def.3-0:30-25.30-27.30-27
ダミア・ハゾヴィッチ(デンマーク)
サウスポーの構えから前蹴り、左ハイでバランスを崩したパトリッキだが、すぐに距離を詰めてきたハゾヴィッチをダブルレッグで倒す。パス狙いもハゾヴィッチが立ち上がり、ケージにパトリッキを押し込む。パトリッキはこの状態でボディロックでテイクダウンを奪い、スクランブルでバックを取る。ハゾヴィッチは胸を合わせて、押し込み返して右エルボーを打ち込む。パトリッキは小外掛けを失敗したが、離れた直後にシングルレッグを決める。
ハゾヴィッチは腰を切って腕十字を仕掛ける。立ち上がりヒジを抜いたハゾヴィッチがパンチとエルボーを落とす。ハゾヴィッチがスクランブルに持ち込んでも、倒されるという展開で削られ、後方からのパンチを受ける状態でラウンド終了を迎えた。
2R、パトリッキは前蹴りからパンチで距離を詰め、テイクダウンを狙う。これを切られると、距離を取ったパトリッキがカポエイラのメイアルーアを見せる。沸き返るベレンのファンの後押しを受け、テイクダウン&スクランブルでバックを制したパトリッキが両足をフックし絞めへ。パンチを入れ、心を折りながらRNCの機会を伺うパトリッキだが、ハゾヴィッチは粘って後方へのパンチを続ける。このままの状態でハゾヴィッチが逃げ切った。
最終回、ヒザをボディに入れテイクダウンを狙ったパトリッキ、続くテイクダウン狙いは切られたが、そのまま圧を強めヒザ蹴りを返されながらシングルレッグに成功する。ハゾヴィッチの腕十字を潰したパトリッキは、手首を掴んで懸命に抵抗するハゾヴィッチをケージに詰めて、パンチを落とす。表情に苦しさが滲み出ているハゾヴィッチは、ここもスクランブルに持ち込み──直後にシングルで倒される。
四の字フックでバックを制したパトリッキがポジションをキープしたままタイムアップを迎えた。問題なく判定勝ちを手にしたパトリッキは、新しい家を建てたいからボーナスをくれというアピールをした。