【TUF26】UFC世界女子フライ級王座決定戦はユーバンクス×モンターニョ、ロクサンは無念の準決敗退対決へ
30日(木・現地時間)、The Ultimate Fighter 26 の第12週が放送され、12月1日(金・同)にネヴァダ州ラスベガスのパーク・シアターで開催されるTUF 26Finaleでニコ・モンターニョと初代UFC世界女子フライ級王座を賭けて戦うファイターが決まった。
チーム・ゲイジーのロクサン・モダフェリと、チーム・アルバレスのシジャラー・ユーバンクスが世界王座決定戦出場へ、残る1枠を賭けて戦うシーズン最終回。ゲイジーとロクサンは体が大きなユーバンクスは減量に苦労すると予想していたが、UFCパフォーマンス学院でダイエットに取り掛かったユーバンクスは計量前夜に食事と飲食ができるほどの余裕を見せて体重を落とした。
アルバレスのアシスタントコーチであるマーク・ヘンリーが舌を巻くほど打撃に成長を見せたユーバンクスは初回から、ロクサンと打撃戦を繰り広げる。ストレートから前に出てケージにロクサンを押し込んだユーバンクスだが、テイクダウンは奪えず。残り1分となりユーバンクスがダブルレッグでテイクダウンに成功、ロクサンの腕十字を防いでパンチを落とし初回を取った。
2Rもユーバンクスの勢いのあるボディショットが入り、ロクサンがコンビネーションで対抗してダブルレッグを切る。スクランブルでスタンドに戻ったロクサンに対し、ユーバンクスが右オーバーハンドをヒットさせ、ここでテイクダウンを決める。リバーサル狙いからスクランブル、そしてトップを取り切ったロクサンに対し、ユーバンクスがボトムからキムラを狙う。
このままスイープを決めたユーバンクスがマウント、さらにバックマウントを奪ってRNCを狙う。ロクサンが防ぎ、試合は最終回へ。フィニッシュが必要なロクサンがハイキックを狙う。ユーバンクスはまたも右オーバーハンドを放ち、テイクダウンへ。組み合いのなかで投げを狙ったロクサンから、最終的にはトップを奪ったユーバンクスが強いポスチャーからパウンドを落とす。
ロクサンはここでも腕十字をディフェンスされ、最後の10秒の打ち合いを経てタイムアップに。結果はフルマークでユーバンクスが判定勝ちを収め、初代UFC世界女子フライ級選手権試合はシード12でキャリア2勝2敗のユーバンクスと、シード14で3勝2敗のモンターニョというマッチアップとなった。
あと一歩、タイトル戦に届かなかったロクサンは同じ準決勝敗北の元Invicta世界フライ級王者バーブ・ホンチャックと戦うこととなった。
■ TUF26対戦カード
<UFC世界女子フライ級王座決定戦/5分5R>
シジャラー・ユーバンクス(米国)
ニコ・モンターニョ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマーリー(米国)
テリオン・ウェア(米国)
<女子フライ級/5分3R>
バーブ・ホンチャック(米国)
ロクサン・モダフェリ(米国)
<ミドル級/5分3R>
エリック・スパイスリー(米国)
ジェラルド・マーシャート(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ディアナ・ベネット(米国)
メリンダ・ファビアン(ハンガリー)
<バンタム級/5分3R>
ジョー・ソト(米国)
ブレット・ジョンズ(英国)
<女子フライ級/5分3R>
クリスティーナ・マークス(米国)
モンタナ・デラロサ(米国)
<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス(米国)
ライアン・ジョーンズ(カナダ)
<女子フライ級/5分3R>
レイチェル・オストビッチ(米国)
カリーン・ゲボルグキャン(アルメニア)
<女子フライ級/5分3R>
アリエル・ベック(米国)
シェイナ・ドブソン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン(米国)
エミリー・ウィットマイアー(米国)