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【UFC217】急遽出場のOSP、追い込まれても慌てず左ハイ一発でアンダーソンをKO

<ライトヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
Def.3R1分25秒by KO
コーリー・アンダーソン(米国)

10日前にパトリック・カミンズの代役出場を決めた──日本大会のヘッドライナー=OSPは、TUF19ウィナーのアンダーソンに右ローを蹴っていく。続いて左前蹴り、アンダーソンが右を返すもOSPはスナップを効かせた左を当てる。アンダーソンはダブルレッグでテイクダウンを一気に奪うと、スクランブルでバックを制してもう一度テイクダウン。OSPは胸を合わせて立ち上がり、すかさずダブルレッグへ。

頭の位置を上げたアンダーソンがヒザ蹴りをボディに入れ、離れたOSPをパンチで追いかける。左を振るってから、シングルに出たアンダーソンがダブルレッグに移行し、テイクダウンを狙う。ここは凌いだOSPはヒザ蹴りから反撃を試みるも、スピニングエルボーを打たれケージに押し込まれる。離れたアンダーソンに対し、OSPはオーソに構え、スイッチして左を振るう。続くヒザ蹴りにアンダーソンが組んでケージまでドライブ。残り10秒、OSPが左を当てて、ラッシュを掛けると左フックでダウンを奪う。この直後にタイムアップとなり、新ルールではOSPがインパクトのある攻撃をしたラウンドとなった。

2R、ワンツー、左ハイを入れたOSP。アンダーソンがマウスピースを吐き出し、レフェリーが試合を止める。ある意味、アンダーソンへの救済処置となったブレイク後、OSPは即組みついかれる。アゴを押して防ぐOSPは、続くシングルから押し込みにも直ぐに離れて左ジャブを当てる。アンダーソンはシングルレッグからダブルへ、肩にOSPを担いでテイクダウンに成功。バックコントロールからパンチ、ヒジを入れるアンダーソンは一度立ち上がったOSPの足を払って、再び亀の態勢にさせる。右の手首を掴んで。左でパンチを打ち込むアンダーソンに対し、OSPもスイッチからスタンドへ。ケージにOSPを押し込んだままラウンド終了を迎えたアンダーソンがラウンドを取り返した。

最終回、足を使うアンダーソンのシングルを切ったOSPだが、続くダブルでケージに押し込まれ左フックを被弾する。頭を振って左右のパンチで前に出ると、組んでいくアンダーソン。OSPは左を当てると、続いて左ハイ一閃。見事にアンダーソンのアゴを蹴り抜き、この一発で勝負を決めた。

「ガードが下がるところに蹴りを狙ったんだ。次? 月曜日にジムに戻ってコーチと話すよ」とOSPは非常に落ち着いた表情で話した。


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