【UFN116】バックマウントからのパンチの連打で、ブランチがタップ。ロックホールドが快勝
<ミドル級/5分5R>
ルーク・ロックホールド(米国)
Def.2R4分05秒by Tap Out
デヴィッド・ブランチ(米国)
いきなり距離を詰めて右ストレート、左ジャブを伸ばすブランチに対し、ロックホールドは左ミドルを蹴っていく。組み付いたブランチはケージにロックホールドを押し込むと、地元に関わらずブーイングが起こる。離れてからも、前に出てプレッシャーをかけるブランチのパンチでロックホールドの動きが止まる。
パンチのラッシュを掛けたブランチは、ここで組み合いとなりケージを背に押し込まれる。回って離れたブランチは再び前に出ていく。クリンチから小外掛けを仕掛けるブランチ、ここはロックホールドがケージを背にして倒れない。体を入れかえロックホールドが離れると、ブランチが左ジャブを当てて前に出る。アイポークをアピールするブランチに、ロックホールドは跳び蹴り。組んでヒザを突き上げると、さらに左腕を差して後方にテイクダウンし初回が終わった。
2R、初回同様に前に出るブランチにロックホールドが右フックを被せていく。オーソに構えたロックホールドが、サウスポーに戻すと右ミドルを入れたブランチがケージに押し込んでクリンチ。ロックホールドは首相撲からヒザを入れ、左腕を差して位置を入れ替える。両ワキを差したロックホールドがボディロック・テイクダウン──即マウントを奪取する。
バックに移行したロックホールドがパンチを打ち込む。上を向き直したブランチだが、パンチを浴び続けると再び下を向く。背中が伸びたブランチにロックホールドがパンチを連打すると、ここでタップ。ロックホールドがレフェリーストップで快勝した。
「ハッピーだよ。ラッシュに耐えて、勝つことができた。必要なことをやって勝てた。これでベルトに近づいた。GSP、君が必要としているかどうか知らないけど、僕が後ろに控えているから。すぐにいくからな、マザーファッ〇ー。ブランチが出てきたから我慢が必要だった。僕の攻め時を待っていた。タイトルに挑戦する準備はできている。ケガもないし11月に戦いたい。とりあえず俺のファイトだ」と勝利にも不機嫌な様子でロックホールドは話した。