【UFN113】スコティッシュ・ゾンビ、殴られても殴られても前に出るヘンリーが大逆転判定勝ち
<ライト級/5分3R>
ダニー・ヘンリー(英国)
Def.3R3-0:29-26.29-28.29-28
ダニエル・テイモ(スウェーデン)
身長差の大きな両者、背の低いティモが積極的に前に出ていく。ヘンリーはミドルを蹴るが、ティモが右を当てて連打を入れていく。頭が下がり気味のヘンリーをがぶり、一旦離れて右を打ち込んだティモが、右から左2発、そして右を当てて追い込む。パンチを打たれ続けるヘンリーは蹴りでバランスを崩してガードを取る。ティモは起き上がって左ローを連打する。ブレイクが掛かり、試合がスタンドに戻るとティモが変わらずパンチで攻勢を握り、素早いローからスピニングバックフィストを2度見せた。最後の最後に飛びヒザを見せたヘンリー、地元の大きな声援を受けながら一方的な展開でラウンドを落とした。
2R。ローを入れるも右を当てられたヘンリー。ティモは右アッパー。左フック、そしてアッパーを連打する。ヘンリーは左ミドルからヒザ蹴りで前に出るが、ティトが右アッパーを入れ、フックの連打にヘンリーが組みつく。切って離れたティモがヒザ、ヒジを打ち込む。スピニングエルボーを被弾し動きが止まったヘンリーだが、倒れることなく左を当てて右を打ち込む。動きが落ち、組みに行ったティモをギロチンで潰し、バックを制する。攻めあぐね、ティモに立ち上がることを許したヘンリーだが、打たれても打たれても前に出てヒザ蹴りを入れ、パンチの連打でついにダウンを奪う。
マウントを取ったヘンリーはパンチの連打から、バックを制しRNCへ。タイムとなったが完全に試合はヘンリーが盛り返した。
最終回、前蹴りでティモをケージに押し込んだヘンリー。ティモは前に出てパンチを振るうが、完全に勢いが落ちている。ヘンリーはテンカオから右を当て、足がばたつくティモにフックから連打、ダブルレッグでテイクダウを奪う。バックを制し、パンチを打ち付けるヘンリー、ワンフックからRNCへ。ティモも背中をつけてエスケープし、勝負を諦めない。
ヘンリーはマウントから肩パンチを連打し、ボディを連続で打ちつける。ボディ、顔面にパンチ、さらにエルボーを落とされるティモは、何度も腰を落とすが足を戻すことができない。ティモはそれでも立ち上がろうとするも、ボディロックで潰されバックをまたも取られる。後方から左のパンチを入れたヘンリーは、両足をフックしてパンチの連打からRNC。ティモは何とか時間に救われたが、タフすぎるヘンリーが逆転判定勝ちを手にした。