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【UFN113】絶妙の距離間、組んだからテイクバックのカルヴィーロがジョジョに試合をさせず

<118ポンド契約/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジョアン・カルダーウッド(英国)

左に回るカルヴィーロにカルダーウッドが左ミドルを蹴っていく。カルヴィーロはスピードのあるジャブから右ストレートを見せる。カルダーウッドは左ローから左ハイのコンビネーションを放つも、カルヴィーロは左ストレートを当てる。右のフェイントから右ローを蹴ったカルダーウッドに対し、カルヴィーロはレンジの外で素早いステップを続ける。

と2度目の組みで一気にテイクダウンに持ち込んだカルヴィーロがそのままバックマウントへ。カルダーウッドが胸を合わせてきたタイミングで腕十字を仕掛けたカルヴィーロ。カルダーウッドがヒジを抜いたところで初回が終わった。

2R、遠い距離を取ったカルヴィーロが前に出てきたところで、カルダーウッドが前蹴りと初回と同じような流れのなか、カルヴィーロが左をヒットさせる。カルダーウッドは自分の距離を能動的に作ることができず、右を被弾する。前蹴りだけでなくヒザもカルヴィーロの踏み込みに狙うようになったカルダーウッドが、やや近めに入りミドルを蹴る。組めなかったカルヴィーロは距離を取り直し、左フックを当てワンツーへ。

両者同時にスピニングエルボーを放ち、笑顔でハイタッチ。カルダーウッドは踏み込んで左ハイを蹴っていく。パンチを当てて離れるカルヴィーロ、この回はテイクダウンを取ることはできなかったが、パンチの精度はカルダーウッドより高かった。

最終回、左ジャブを伸ばしミドルを蹴るカルダーウッド。彼女の攻撃が届くかどうかという位置で細かく出入りを見せるカルヴィーロが組みを狙い、すぐに離れる。右ボディから左ストレートを当てたカルヴィーロが、ワンツー&ローを決める。飛び込んでワンツーのカルヴィーロ、カルダーウッドはエルボーを返す。続く左ミドルハイをブロックしたカルヴィーロが左ボディストレート。フェイクを織り交ぜ、当てられずに当てるという試合を続けたカルヴィーロが残り1分でテイクダウンを狙うが、カルダーウッドが切る。

しかし、30秒の時点でシングルレッグを決めテイクダウンに成功したカルヴィーロは一気にバックマウントを完成させてRNCをセットアップ、ここでタイムアップとなった。「これが勝つために私がすべきだった試合。彼女の試合をさせなかった。私のゲームだったの」とブーイングのなかで判定勝ちしたシンヴィーロは語った。


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