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【JBJJF】東日本選手権 無差別&フェザー級で大塚が塚田を破り2階級制覇

East Japan Open【写真】この日2度目の対戦はレフェリー判定で大塚が塚田を破り、フェザー級に続き無差別でも優勝を果たした(C)JBJJF/BJ KEN

24日(土)と25日(日)の両日に渡り、東京都墨田区の墨田区総合体育館武道場で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)主催の第5回東日本柔術選手権/第2回東日本キッズ柔術選手権が開催された。黒帯の国内トップクラスの選手が出場する中、大塚博明がフェザー級とオープンクラスの2階級を制した。
Text by Takao Matsui


5人参加となったアダルト黒帯ライトフェザー級は、逆シードとなった大西巧之が躍進を見せた。一回戦では北陸王者の大久保康史からスイープを2回決めて4-2で勝ち上がる。準決勝ではワールドマスター2連覇の澤田真琴からパスガードの3ポイントを奪い、3-2の接戦をものにした。

一方、ジャパニーズ・ナショナル2017のライトフェザー級を制した鍵山士門は、準決勝で高橋俊彦と対戦。スイープを決められた直後に三角絞めで一本勝ちを奪う電光石火の動きで、ファイナルへ進出した。
Light Feather
決勝は、鍵山と大西の対決となる。ファーストコンタクトで、飛び三角絞めを仕掛ける鍵山。この時、鍵山のヒザか足がアクシデント的に大西の左目付近に当たったようで出血が見られた。ドクターが処置しても出血は止まらず、大西が試合続行不可能に。そのまま鍵山の勝利が告げられた。

Featherアダルト黒帯フェザー級は、3人のトーナメントとなる。まず大塚が今泉貴史からテイクダウンに成功するとバックに回り、腕十字で一本勝ちを奪った。今泉は敗者復活となり塚田市太郎と対戦。ここで塚田は、パスガード、ニーオンザベリー、マウントでポイントを重ねると、最後はカラーチョークで一本勝ちを収めた。

決勝は、大塚と塚田の顔合わせ。引き込む塚田に大塚はパスガードを試みる。ボトムからスイープを狙いたい塚田に対して、大塚は右足にストレートフックロックを仕掛ける。塚田がディフェンスするかと思われたが、深く入っており一本負け。2試合連続の一本で大塚の優勝が決まった。

アダルト黒帯オープンクラスは、大塚、塚田、今泉の3人に高橋俊彦が加わった4名で行われた。準決勝では、フェザー級と同じ顔合わせとなった塚田と今泉が激突。意地を見せたい今泉だが、パスガード、ニーオンザベリー、マウントとポイントを奪われ最後は腕十字で一本負けを喫した。もう一つの準決勝は、絶好調の大塚が高橋からテイクダウンを奪い、バックからのカラーチョークで一本勝ちを収めた。

Openオープンクラス決勝戦は、大塚と塚田のマッチアップ。リベンジを狙う塚田に対して大塚は、引き込みからスイープを仕掛ける。狙い続けたスイープが決まり、ついに大塚が2ポイントを先制。足関節の取り合いの攻防となり、今度は塚田がスイープを返し、2-2のイーブンに持ち込む。

塚田のパスガードを凌いだ大塚は、足関節を狙いつつバックに回る。足のフックが入らずにアドバンテージ止まりとなったが、ここで大塚がリードする。終了間際、今度は塚田がスイープを仕掛けてアドバンテージを取り返したところでタイムアップ。ポイント2-2、アドバンテージ1-1となり、勝負はレフェリー判定へ。どちらが勝ってもおかしくない勝負は旗判定2-1で大塚が辛勝し、2階級を制覇した。

■第5回東日本選手権主なリザルト

【団体成績】
優勝 パラエストラ吉祥寺
準優勝 X-TREME EBINA
3位 PSBJJ Ogikubo

【アダルト黒帯ライトフェザー級】
優勝 鍵山士門(デラヒーバジャパン)
準優勝 大西巧之(リバーサルジム川口リディプス)
3位 澤田真琴(DRAGON’S DEN)
3位 高橋俊彦(パラエストラ吉祥寺)

【アダルト黒帯フェザー級】
優勝 大塚博明(PSBJJ Ogikubo)
準優勝 塚田市太郎(DAMM FIGHT JAPAN)
3位 今泉貴史(パラエストラ吉祥寺)

【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝 大塚博明(PSBJJ Ogikubo)
準優勝 塚田市太郎(DAMM FIGHT JAPAN)
3位 今泉貴史(パラエストラ吉祥寺)
3位 高橋俊彦(パラエストラ吉祥寺)

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