【UFN112】減量失敗以外はパーフェクトだったゴードンのUFC初陣
<149ポンド契約/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
Def.2R4分24秒by TKO
ミチェウ・キニョネス(米国)
体重オーバーでケージインと同時にキニョネスのところに挨拶にいったゴードン。左ミドルを放つキニョネス、続いて左サイドキックから左フックを振るっていくも、ゴードンは右のクロス、ワンツーからハイキックで迎え撃つ。キニョネスが後ろ回し蹴りを見せるも、続くパンチの応酬からゴードンがテイクダウンに成功する。スクランブルのなかでバックを取りにかかる。パンチを後方から打ち付けられたキニョネスは、胸を合わせて立ち上がる。
打撃の間合いになると右を振るいつつ、左ハイの機会を伺うキニョネスはローを受けながら右を返す。そして左ミドル、スピニングバックフィスト、右ハイを繰り出すがクリーンヒットはない。右サイドキックを繰り出すキニョネスに右ハイを狙ったゴードンは、継続的に右ローを当て続けた。
2R、左ジャブを伸ばすキニョネスは後ろ回し蹴りにテイクダウンを合わされそうになり、直後に右アッパー、左フックを被弾する。ゴードンのダブルレッグに引き込むような形で下になったキニョネスはパスを狙いつつパンチを落としハーフガードに。エビを使うキニョネスにパンチを入れ、立ち上がったところを思い切りケージに突き飛ばしてパンチを打ち込むゴードン。ダブルレッグを仕掛け、頭を起こしてパンチに切り替えたゴードンは、オクタゴン中央に頭がいくようにニータップでテイクダウン。
鉄槌、パンチを連打してパスすると、引き続きパンチを入れ背中を向けたキニョネスをバックコントロールに捉え、いよいよパンチの勢いが強くなりレフェリーが試合を止めた。計量失敗だけが問題のゴードンの勝利。「最初にミチョウ、UFC、チームメイトに計量を失敗したことを詫びたい。アンプロフェッショナルだ。僕は一つの例だ。ツイッター、テキストなんでも良いから今、悩みを相談してくれ。僕の経験を話すから」とドラッグ浸りの日々から切り抜けてUFCファイターとなった勝者は語った。