【JBJJF】盛り上がりを見せた第1回北日本柔術選手権レポート!!
【写真】紫帯ミドル級優勝の宮下、同ルースター級の佐藤、関東勢と東北勢の激突が第1回大会を盛り上げた(C)JBJJF
21日(日)、岩手県盛岡市立武道館でJBJJF主催の「第1回北日本柔術選手権」が開催された。東北地方も柔術の熱を高めようと呼びかけて実現した同選手権は、都内からの遠征組も含めて大いに盛り上がった。
Text by Takao Matsui
北日本選手権の開催に協力した草柔会岩手の阿部宏司代表は、アダルト茶帯フェザー級にエントリーしたが対戦相手が現われずに一人トーナメント優勝。地元で雄姿を見せたかっただけに、残念な形となった。それでも、トライフォース新宿から佐藤智彦、パラエストラ東京からは上田直毅が参戦して各階級を盛り上げた。
アダルト紫ルースター級は、佐藤智彦とパラエストラ八戸の沼田賢治がワンマッチで対戦。まず佐藤がダブルガードから立ち上がり、アドバンテージを先制。すると沼田がトライポッドスイープを決めて、2ポイントを奪った。佐藤が裾を持って立ち上がり、2ポイントを奪い返す。パスガードを仕掛けるも、沼田のタートルポジションが固く、アドバンテージ止まりに。
場外からのリスタートで先に引き込んだ佐藤がスイープを決め、ポイント4-2とリード。沼田はパスガードやバックを狙うがアドバンテージ止まりとなり、佐藤が優勝を決めた。
ワンマッチになったアダルト紫ミドル級は、草柔会岩手の宮下聖基が上田と激突。上田は対戦相手の不在により、ライトフェザー級から3階級上のミドル級にチェレンジしての試合となった。
上田が積極的にシングルレッグを仕掛けていくが、柔道ベースの宮下はなかなか崩れない。上田が引き込んでクローズドガード。ラペラチョークを狙うも、宮下がディフェンス。上田がクローズドガードを解除して仕掛けを作った瞬間に、宮下はヒザで相手の足を潰しながらパスガードを狙う。これで宮下がアドバンテージを獲得した。その後も上田がクローズドガードから攻めるが、宮下は守り切り、アドバンテージ1差で優勝を収めた。
■第1回北日本選手権主なリザルト
【団体成績】
優勝 草柔会岩手
準優勝 グラアカ釜石ベース
3位 一丸柔術
【アダルト紫帯ルースター級】
優勝 佐藤智彦(トライフォース新宿)
準優勝 沼田賢治(パラエストラ八戸)
【アダルト紫帯ミドル級】
優勝 宮下聖基(草柔会岩手)
準優勝 上田直毅(パラエストラ東京)
【アダルト紫帯オープンクラス】
※優勝 宮下聖基(草柔会岩手)
【アダルト茶帯フェザー級】
※優勝 阿部宏司(草柔会岩手)
【アダルト茶帯ライト級】
※優勝 高橋大記(草柔会岩手)
※1人トーナメント