【UFN109】10分間の支配が、一瞬で……ヘルド、ハゾヴィッチのヒザでUFC初勝利逃す
<ライト級/5分3R>
ダミア・ハゾヴィッチ(デンマーク)
Def.3R0分07秒by KO
マーチン・ヘルド(ポーランド)
ジョー・ローゾン戦の不可解な判定負けを乗り越え、UFC3戦目の初勝利を目指すヘルド。左ジャブから右を伸ばすヘルドに対し、ハゾヴィッチもヒザ蹴り、前蹴りを見せる。ヘルドはオーバーハンドを当てるが、直後にハゾヴィッチの前蹴りが顔面を捉える。右フック、ショートのアッパーをヘルドが連打すると、ハゾヴィッチが効いたような仕種も見せる。ダブルレッグでケージにハゾヴィッチを押し込みテイクダウンを奪ったヘルド。ハーフからパスに成功し、エルボーを顔面に落としていく。
自らハーフに戻ったヘルドはフルガードに戻され左エルボーを打ち込む。起き上がり、後方に倒れながらヒール狙ったヘルドは、足を抜かれてもトップをキープし下にならないばかりがバックマウントと取って初回を戦い終えた。
2R開始直後にヘルドは後ろ回し蹴りを蹴り、すぐにダブルレッグでテイクダウンに成功する。立ち上がりバックに回ったヘルドは両足をフックしRNCを狙う。立ち上がったハゾヴィッチは、RNCを取られそうになりながら体を捻って落とす。クリンチのなかで右エルボーをヒットさせたハゾヴィッチだったが、離れて左ハイをキャッチされテイクダウンを許す。
ハーフからパスに成功したヘルドはダースチョークへ。ヒジをマットについてエスケープに成功したハゾヴィッチは、上四方からサイドで抑えられた状態でガードに戻す。パスと同時にヘルドはマウントを取り、バックマラウントへ。後方からパンチを入れてヘルドが、この回も圧倒した。
最終回、ヘルドはワンツーからイマナリ・ロールを狙ったところで、ハゾヴィッチの左ヒザがその顔面を捉える。この一発で、大の字となったヘルドは一瞬にしてUFC初勝利を逃した。