【RFC37】Road FC XXでイ・イェジと再戦、しなしさとこ 「ダブル40の記念の大会で一本勝ち」
【写真】世の四十路の男たち、しなしさとこを見習おう──的なバキバキボディ (C)KAORI SUGAWARA
11日(土・現地時間)、韓国ソウルのグランドヒルトン・コンペンションセンターで開催されるROAD FC37=初のオール女子大会Road FC XX。同大会に一昨年7月の日本大会以来、2度目のロードFC出場となる、しなしさとこ。
前回と同じイ・イェジとの再戦は、ホームでリベンジをというロードの意向が十分に働いているだろう。契約体重よりも3.1キロも軽い本計量を終え、パブ計量の前のしなしに話を訊いた。
──本計量を終えられたばかりのしなし選手です。計量の方は?
「はい、43.4キロでした」
──リミットより3キロアンダーですね……。
「減量でなくて、増量してきたんですけどね(笑)。通常体重は42キロぐらいなので」
──復帰前と変わらず、本来の体重で戦うことはむずかしそうですね。ところでイ・イェジ選手とは2度目の対戦となります。
「女子だと大体3回くらいは同じ選手とやる可能性があるので、今回しっかり決着つけたいです」
──前回の対戦後から今回までのイェジ選手の試合はご覧になられていますか。
「はい、見ました。若いので元気が良いというか、よく動きますね」
──しなし選手も動いて極めに行くタイプの選手かと思いますが今回の試合はどのようなプランを立てていますか。
「焦らない。性格的に極め急ぐことが多くて、さっさと極めて終わりにしたいっていうのが強いから、しっかりやることをやりたいと思います」
──日本の大会と韓国の大会に出るのでは気持ちに違いはありますか。
「ロードFCは華やかで良いですね。ロードFCでの試合をずっと待っていて、何度かお話もいただいていたんですけど、体重が合わなくずっと出られなかったんです。1年半くらいずっと待って今回やっと、念願のロードFC出場です。しっかり良い結果を出して次に繋げていきたいと思います」
──海外での試合自体も初めてですか。
「そうなんです、アマチュアの時はサンボとかでロシア圏に行くことも多かったんですけど、総合では初めての海外です」
──育児をしながらの海外での試合への出場というのは大変ではないかと思いますが……。
「息子の世話をしながら、練習をして家事もこなす。家族の協力あってこそできています」
──体重調整中の食事作りなど大変ではありませんか。
「そうですね、ついついね、試合前に食べない余計なものとかも子供の食事では作らなければならないので」
──増量はどのように行うのですか。
「えーっとですね。夏とかは下手したら凄く体重が落ちて行っちゃうんですよ。なので変なものは食べないでしっかりと決まった食べ物を3食食べるということですね」
──ウェイトで体重を増やすということは?
「学生時代は日体大だったのでガンガンやっていたんですけど、今はもう筋トレはあまりやってなくて。本当にナチュラルなトレーニングと普通の練習を短時間に行います。昔みたいに6時間とかそんな練習はしないで、2時間ちょっと.多くても3時間くらい。
練習に割ける時間もないし、年齢的にも練習するよりも質じゃないけど、ちょっと変わってきています」
──今回の試合に向けて新しく取り組んだり取り入れたことはありますか。
「打撃はずっと一年半くらいになります。不器用でなかなか思うように行かないんですけど、教えてもらったことは試合でもできるようにちょっと頑張ってみたいと思います」
──ここまで積み重ねてきたものを出す時だと。
「そうですね、まだまだ負けられないし、まだまだこれからかなと思っています」
──では、どのような試合を見せたいですか。
「一本勝ちですね。体が勝手に極めるように動くんですよね。気づくといつも試合が終わっているので、しっかり極めるところは極める、抑えるところは抑える、そのポイント、というかメリハリをつけて戦います。
明日の試合で40戦目で、年齢も40歳になって、ダブル40の記念の大会で海外に来られたので、頑張りたいと思います。応援してください。よろしくお願いします!!」
■Road FC37=Road FC XX01計量結果
<女子フライ級/5分3R>
ライカ: 57.3キロ
カン・ジンヒ: 57.4キロ
<女子46.5キロ契約/5分3R>
しなしさとこ: 46.8キロ
イ・イェジ: 43.4キロ
<49.5 キロ契約/5分2R>
パク・ジョンウン: 49.5キロ
パク・ナヨン: 49.7キロ
<女子アトム級/5分2R>
華DATE: 47.5キロ
イム・ソヒ: 48.3キロ
<女子ストロー級/5分2R>
藤野恵美: 52.3キロ
ナタリア・デニソヴァ: 51.キロ
<女子ストロー級/5分2R>
原田志保: 51.7キロ
シム・ユリ: 52.1キロ
<女子50キロ契約/5分2R>
ホン・ユンハ: 50.7キロ
ワン・シャンジ: 50.6キロ
■Young Guns 32 計量結果
<バンタム級/5分3R>
根津優太: 61.7キロ
ジャン・イクファン: 61.9キロ
<フライ級/5分2R>
朝倉海: 57.3キロ
アラテン・ヘイリ: 57.5キロ
<ミドル級/5分2R>
ジョン・ヨンジュン: 85.7キロ→再計量
キム・ジュウォン: 83.9キロ
<フェザー級/5分2R>
シン・スンミン: 65.5キロ
ヤン・ジュンカイ: 65.8キロ
<フェザー級/5分2R>
朝倉未来: 65.9キロ
オ・ドゥソク: 65.9キロ
<フライ級/5分2R>
キム・テギュン: 57.キロ
ワン・デユ: 57.4キロ
<フライ級/5分2R>
コ・ギウォン: 57.4キロ
ユン・ホヨン: 57.4キロ
<ミドル級/5分2R>
チェ・インヨン: 84.2キロ
イム・ドンファン: 83.3キロ