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【UFC FOX22】組んで崩し、倒すこと11度。コビントンがバルベレナをフルマークの判定で下す

<ウェルター級/5分3R>
コルビー・コビントン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ブライアン・バルベレナ(米国)

サウスポーのコビントンが右ハイを見せる。バルベレナが左に回りながら、右ロー。コビントンは回転系の跳び蹴り、右ハイを放ってから組み付いていく。シングルで尻餅をつかせ腰に手を回してバックを取ったコビントン。バルベレナを後方に崩してテイクダウンしたコビントンが立ち上がり際にバック、さらに前方に倒す。

バルベレナは胸を合わせつつ立ち上がり左エルボーも、コビントンがニータップでまたもテイクダウンに成功する。倒されては立ち上がるバルベレナだが、攻められた状況が続く。そのバルベレナがエルボーを2発、離れたコビントンが左を当てる。さらにダブルレッグからバックに回ったコビントンに対し、バルベレナがキムラを仕掛ける。腕を抜いて離れたコビントンは右ハイ、左を当てて左アッパーからフックのワンツーと打撃でも優勢で初回を取った。

2Rも初回同様にダブルからテイクダウン、バルベレナの立ち上がり際にバックに回ったコンビントンのペースで進む。バルベレナのまたもキムラを仕掛け、離れてコビントンが左エルボーを入れる。バルベレナは飛び込みながら左を与えるも、コビントンは左右のフックから組んでクリンチの攻防に持ち込む。

ここは離れたコビントンはローから左右のフックを伸ばしダブルレッグでテイクダウンに成功する。背中を預けて立ち上がり、胸を合わせて離れたバルベレナだがポイントは失うのみ。直後にダブルレッグを決めてバックからパンチを入れるコビントン。試合がスタンドに戻るとバルベレナがパンチで圧力を掛ける。コビントンのダブルレッグを切ったバルベレナだが、ここもラウンドを失った。

最終回も蹴りを交えた打撃からコビントンが組んでテイクダウン、バックコントロールという展開に。中盤はケージ中央で打撃戦となったが、バルベレナの左オーバーハンドにコビントンが組みついてドライブ。すぐに離れると、バルベレナが左ハイ。ここからパンチの打ち合いになり、バルベレナが左を当てる。KOしか勝利のないバルベレナだが、残り1分で組まれてスラム気味にテイクダウンを許し万事休す。

トップコントロールで試合を終えたコビントンは実に11度のテイクダウンを決めて、フルマークの判定勝ちを手にした。


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