【UFC FOX22】テコンドーの距離潰されたムンタスリ、モロノに逆転判定負け
<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジェイムス・ムンタスリ(米国)
試合はモロノの左ローでスタート。テコンドー米国ナショナルチームの一員だったムンタスリはワンツー、モロノはローを続ける。構えを変えてなお、ローを蹴られるムンタスリも左ローを返し、後ろ回し蹴りのフェイク。モロノは右ローから後ろ回し蹴り、ムンタスリが左ミドルを入れる。
ムンタスリは関節蹴りを繰り出し、左フックから左ストレートに当てると、左ミドルを2発放ち、スピニングバックキックにつなげる。モロノの右ミドルをキャッチして逆にミドルを蹴るムンタスリ。ムンタスリは下がりながら蹴り、左ストレートを当てモロノのスピニングバックフィストを避けて左ミドル。ムンタスリが精度で上回った。
2R、ムンタスリは右前蹴り、モロノのハイをかわして左ミドルを入れる。パンチで前に出るようになったモロノだが、左ミドルを連続で受ける。距離を詰めることができないモロノは左ミドルでバランスを崩し、ワンツーもよけられる。ムンタスリは左ミドルを続け、スピニングバックキックを狙う。モロノが距離を詰めつつ右オーバーハンドを放つ。ムンタスリは左ミドルで突き放そうとしたが、モロノの左ジャブを受けて動きが止る。モロノはダブルレッグで尻餅をつかせるも、すぐに立ち上がったムンタスリは首相撲からヒザを返す。
離れた両者、今度はモロノが首相撲から右エルボーを2発、左目尻をカットしたムンタスリはスピニングバックフィストも被弾しラウンドを失った。
最終回、モロノの距離でパンチが交換され、モロノが左ヒザを見せる。前に出て右を振るって、距離が詰まったところでエルボーを入れたモロノだが、直後にムンタスリの左ミドルを受ける。距離を詰めて右ストレート、左フック、右エルボー、さらに右アッパーから右オーバーハンドを2発入れたモロノが優勢に。
蹴りの距離が創れないムンタスリは、パンチの距離では低いガードが仇となっている。ケージにムンタスリをつめたモロノがヒザ蹴りから左右のフック。左フックを返したムンタスリが左ミドルを返すと、モロノは前に出てエルボーを打ち込む。右を被弾して真っ直ぐ下がるムンタスリが左ミドルを入れても、単発の反撃に終わりモロノのパンチを受ける。
左ロングでバランスを崩したムンタスリは、最後にティオティッチャギをボディに入れモロノにヒザをつかせたが、ここでタイムアップに。結果、ジャッジ3者が29-28でモロノを支持した。