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【UFC206】ミドル級のガステラム強し。ケネディをパンチで圧倒TKOもウェルター級へ

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム(米国)
Def.3R2分45秒by TKO
ティム・ケネディ(米国/10位)

サウスポーのガステラムに対し、ケネディが右ミドルを放っていく。その左ミドルをキャッチして右フックを振るうガステラムが左ローを入れる。前に出たケネディはガステラムのフックをかわして組み付くと、バックコントロールから後方に崩す。すぐに立ち上がったガステラムをボディロックに捉え2度目のテイクダウンからバックマウントを伺う。ワンフックでバックを取ったケネディはガステラムをケージに押し込む。

臀部、大腿部へのヒザ蹴りを続けるケネディ、残り90秒でガステラムは胸を合わせて離れると左をヒットさせる。ミドルにも左を打ち込むガステラムが、ケネディの組みを切って左ジャブを連続で入れる。右目の下を腫らしたケネディはパンチの振りが大きくなり、そこに左ストレート、左ハイを被弾した。

2R、ガステラムは左ミドル、ケネディが右ミドルを返す。ケネディは組みからガステラムをケージに押し込むも、ダブルレッグ狙いを潰されバックを逆に取られる。スイッチを許さず背中を取り続けたガステラムだったが、ケネディが胸を合わせてシングルで金網に押し込み、バックに回り込む。胸を合わせつついなしたガステラムが離れて、左ストレートを放っていく。ケネディは疲弊が目立ち、対照的にガステラムは警戒な動きでテイクダウン狙いを切ってパンチを打ち込む。

右ジャブ、右リードアッパーカットを入れたガステラム。ケネディはここで組んでテイクダウンも、ガステラムが巻き込んでトップを取り返す。スクランブルから離れ際に左ヒザを突き上げたガステラムはケージ際で左ヒザをボディに入れ、離れると左フックをヒット。右リードアッパーから左ストレートをしっかり打ち抜き、さらに右ジャブを続けたガステラムが2Rもモノにした。

最終回、ケネディのシングルを切ってバックに回ったガステラムが、立ち上がろうとしたケネディに左ストレート、左ハイを当てる。右ジャブに足がおぼつかなくなったケネディは右ジャブ、左ストレートをモロに打ち込まれる。それでも大振りのフックで前に出るケネディは後ろ回し蹴りも空振りし、それでも組んでドライブ。突き放したガステラムが右から左フックを打ち抜くと、ついにケネディがマットに崩れ落ち勝負を決した。

「食事も生活スタイルも変えた」というガステラムは、圧倒的な強さを見せたミドル級でなくウェルター級で戦うことを明言した。


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