【RFA12】ペドロ・ムニョス 「UFCから声が掛かるまで戦う」
【写真】RFAバンタム級王座初防衛戦に臨むペドロ・ムニョス。挑戦者ビリー・ダニエルズはキャリア7戦7勝で5つの一本勝ちを誇る(C)MMAPLANET
24日(金・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのシュライン・オーデトリアムで開催されるRFA12。メインでRFCフェザー級王座決定戦ブライアン・T-city・オルテガ×キオニ・コクが組まれている。
この他、TUFシーズン17出場していたクロン・グレイシーの盟友ケビン・ケイシーや、チャック・リデルを支えたザ・ピットの名匠ジョン・ハックルマンの息子ハックルマンJrのMMA2戦目など、#01人材発掘大会らしいカードが並んでいる。
そんな2014年のイベント第一弾のセミでRFAバンタム級王座初防衛戦に挑むのが、ペドロ・ムニョスだ。MMAPLANETでは彼のインタビューの前編を昨年12月にお送りしていたが、後編がお蔵入りになりかけていた。そんな彼のインタビューをビニー・ダニエルズ戦直前となったここで、お届けしたい。
<ペドロ・ムニョス インタビューPart.01はコチラから>
──コブリーニャがLAに来る前は誰と柔術の練習をしていたのですか。
「ブラックハウスで友人たちとやっていた。それにケニー・ジョンソンと毎日のようにレスリングの練習をしていたし、問題なかったよ。コブリーニャ達と練習するまで、出稽古は行なっていなかった。ブラックハウス以外で練習する必要性は感じていなかったんだ」
──RFAでの試合では、かなりムエタイの技を有効に使っている印象があります。
「立ち技も好きだし、レスリングも好きだ。もちろん柔術もね。だから、MMAは僕にとってパーフェクトなんだよ。空手、ボクシング、柔道、ムエタイ、柔術、僕が稽古してきた全てをコンバインできる」
──松濤館空手のメソッドは、どのようにMMAに取りいれていますか。
「ここにはリョート・マチダがいるからね。相手が動き出したときに、自分も打つ。そして僕の突きの方が速い。踏み込みと突き、松濤館で磨き上げてきた技術はMMAでも十分役に立っている。それにムエタイの前蹴りは、相手を押すような蹴りが多いけど、松濤館の前蹴りはダメージを与えることもできる。ジェフ・カーラン戦でもボディへの前蹴りを効かすことができたんだ」
──RFAからメジャーに巣立っていくファイターが、目立ってきています。
「RFAは対戦相手の質が高い。最初の相手だったビリー・ケミリーから2戦目のミッチ・ジャクソン、3戦目のタイトルが掛かったジェフ・カーラン戦。3試合ともタフだった。UFCへの良いステップになっていると思う。RFAで勝っていけばUFCでも戦っていける。RFAでフィニッシュし続けて、UFCへ行きたい。今、僕の戦績は9勝0敗だ。カーラン戦はフィニッシュできなかったけど、これまで6試合でフィニッシュしている。UFCを始め、どこでもやっていける自信はあるよ」
──タフな相手が続くのはチャンスではありますが、一方でリスクが高いという見方もできます。
「イージーファイトで勝利を重ねている選手は多いね。でも、そんな選手はUFCと契約できたとしても、結果を残せずにカットされるのが関の山だ。僕はキャリア9戦だけど、対戦相手は無敗の相手やレスリング、柔術の強豪ばかりだった。だから、誰と戦ってきたを見て貰えれば、僕の力も理解してもらえると思う。
あと何試合戦い、いくつ勝てばUFCで戦うことができるのかは分からない。でも、その機会が訪れるまで自分の力を証明し続けるほかない。僕にはその力があるし、そのためにも試合に勝ち続けるだけだよ」
──UFCだけが唯一の目標ですか。BellatorやWSOFなどナショナルTVネットワークを持つプロモーションで戦うという選択肢は?
「Bellatorからは話はあった。バンタム級トーナメント出場というオファーを受けたんだ。でも、断ったよ。僕の夢はUFCで戦うことだから。UFCから声が掛かるのを待ちたい。僕は対戦相手を選んだことはない。セルジオ・ペティスと戦う話もあったし、勿論了承した。でも、彼がフライ級に落すということで実現しなかったんだ。とにかくUFCから声が掛かるまで、RFAで戦おうと思う」
──UFCに上がるには、TUFに出演するという方法もあります。実際にTUFシーズン18はバンタム級の選手が集められました。
「実はオーディションには参加していたんだ。柔術ドリル、柔術ファイトにパスし、ミット、打撃ドリルも終えて面接まで行った。面接まで行ったファイターは多い。そのなかで16人しかイリミネーションラウンドまで進めない。僕はその16名には選ばれなかった。ロンダやミーシャと一緒にTUFに出演することは叶わなかった……。でも、諦めないよ。僕のゴールはUFCで戦うことだし、その夢を手にする日はそこまでやってきていると信じている」
■ RFA12 対戦カード
<RFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
ブライアン・オルテガ(米国)
キオニ・コク(米国)
<RFAバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ペドロ・ムニョス(ブラジル)
[挑戦者]ビリー・ダニエルズ(米国)
<ミドル級/5分3R>
ケビン・ケイシー(米国)
エディ・メンデス(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
ジャスティーン・キッシュ(米国)
ランダ・マルコス・トーマス(カナダ)
<ライト級/5分3R>
ジェイムス・ムンタスリ(米国)
リック・リガー(米国)
<フェザー級/5分3R>
ペルシウ・フリサ(ブラジル)
ボストン・サーモン(米国)
<バンタム級/5分3R>
マーカス・コワル(米国)
ザク・チャベス(米国)
<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・イソーディア(米国)
デミトリー・ゲラシモフ(ロシア)
<ミドル級/5分3R>
ジョン・ハックルマンJr(米国)
ハワード・ラクロワ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
キャメロン・ディフリー(米国)
ジェフ・ロマン(米国)